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掲載日:2023年5月17日

平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(清水義憲議員)

県営水上公園について 

Q 清水義憲議員(自民

本県の水上公園は、昭和46年7月に埼玉県誕生百年記念事業の一つとして、上尾市にあるさいたま水上公園が開設されました。続いて、しらこばと水上公園が昭和54年に、川越水上公園が昭和63年に、加須はなさき水上公園が平成4年に開設され、現在に至っております。また、同時期に県内の自治体においても公営のプールが設置されましたが、老朽化などを理由に閉鎖されている状況です。
まず初めに、年々公営プールが減少していく中で、県営4水上公園の在り方について、県としてどのように考えているのでしょうか、都市整備部長にお伺いいたします。
次に、さきの9月定例会の一般質問で公明党の石渡県議より、「ちょっと、おしゃれな・埼玉セントラルパーク構想について」という質問がなされました。この質問の要旨は、6年後に築50年を迎える上尾市にある水上公園は年々利用者も減っている、閉鎖はやむを得ないが、跡地利用としてセントラルパーク的なものを造ってはどうかというものでした。私は大変驚きました。
ここに1つのアンケートがあります。昨年9月4日から9月10日まで、インターネットにより県政サポーターに対して行われた「県営水上公園について」というものです。回収率は70パーセントでした。このアンケートの中で、「県営水上公園プールを利用したときに、あなたや同行者が好んで入ったプールの種類はどれですか」という問いに対して、回答の第1位は「流水プール」でした。
しかし、上尾の水上公園の流水プールは老朽化により閉鎖されています。私は、これが利用者の減った最大の原因だと思っています。現に私の周りにも、「流水プールがあれば、もっと水上公園を利用したい」と言う人たちが少なくありません。上尾の水上公園が開園したのは、たしか私が中学生のときだったと思います。それまで水に親しむ経験がほとんどなかった者たちにとって、驚くほどに大きなプール、川のように流れ、海のように波が立ち、そして見上げるような滑り台から水に飛び込む。私たちは、大きな感動と喜びで何度も何度も飽きずに通ったものでした。その喜びと感動を自分の子や孫にも残してあげたい、それが偽らざる気持ちです。
さて、知事はさきの一般質問に対して、さいたま水上公園の今後の在り方の検討には、「今月中に有識者による『さいたま水上公園のあり方検討委員会』を立ち上げて、本格的な検討に着手いたします。」と答弁されています。この「さいたま水上公園のあり方検討委員会」とは、いかなるものなのか。委員の構成について調べたところ、造園・公園の分野の方が2名、環境・造園・デザイン学の分野の方が1名、健康増進分野の方が1名の合計4名でした。この在り方を検討する委員会には、利用者の声が全く反映されていません。話を伺ったところ、都市整備部としては、まず、「さいたま水上公園のあり方検討委員会」で検討をいただくだけであるとのことでした。私は、大きな不安と不満を感じています。レジャー施設とはいえ、公共施設の在り方を検討するのであれば、まず利用者の声を聞くべきではないでしょうか。
そこで、この「さいたま水上公園のあり方検討委委員会」での現在までの検討状況と利用者の意見をくみ取る方策について、都市整備部長に伺います。 

A 秋山幸男 都市整備部長

まず、県営4水上公園のあり方をどのように考えているのかについてでございます。
県営水上公園は「海なし県に海を」という県民の熱望に応え、造波プールや流水プールを備えたレジャープールとして整備した施設でございます。
最も新しい加須はなさき水上公園でも開設から23年が経過しており、各水上公園のプールの老朽化が進んでおります。
このため、水上公園を今後どのようにしていくのか、検討が必要となりました。
そこで、議員お話しのとおり、平成26年度に広域性を持つ県営公園ということから県政サポーターを対象に「施設の老朽化などの課題を抱える県営水上公園プールの整備の方向性」についてアンケート調査を行いました。
その結果、「地域により人口構成や県営水上公園プールの役割を補完できる公営や民営プールの整備状況が異なるので個別に検討すべき」が50パーセントで最も多くなりました。
次いで「4つのプールは維持すべき」が32パーセント、「県営水上公園プールは減らすこともやむを得ない」が16パーセントという結果でございました。
こうしたデータも踏まえ、お尋ねの県営4水上公園のプールのあり方としては、老朽化の状況と社会情勢の変化を見ながら、廃止も含めて個別に検討する必要があると考えております。
次に、「さいたま水上公園のあり方検討委員会」の現在までの検討状況についてでございます。
この委員会は、さいたま水上公園のあり方について、公園や健康増進など各分野の専門家から客観的な御意見を伺う場として設置したものでございます。
第1回目の委員会を本年10月20日に開催し、現地調査とともにさいたま水上公園の現状及び社会動向等について説明いたしました。
そして、水上公園の状況を御理解いただいた上で各委員から御意見をいただいたところでございます。
第2回目は11月30日に開催し、各委員から心と体の健康づくりや子育て支援、都市イメージの向上など、公園の多機能性を発揮させる先進事例を御紹介いただきました。
また、プールであればどのようなプールが良いのかなど、見直しの方向性や公園に備えるべき機能についても御意見を伺いました。
第3回目は来年2月に開催を予定しており、平成27年度内には検討結果の取りまとめを行うこととしております。
ここでまとまった御意見は、今後、県として公園の整備方針の素案を作成する際に活用してまいります。
次に、利用者の意見を汲み取る方法についてでございます。
公園の整備方針の素案がまとまった段階で、県政サポーターアンケートなどを通じ、県民の皆様から広く御意見を汲み取ってまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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