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ページ番号:54493
掲載日:2023年5月19日
Q 木村勇夫議員(民主・無所属)
本年4月の統一地方選挙では、本県における県議会議員選挙の投票率は37.68パーセントでありました。聞くところによると、史上最低の投票率を記録してしまったとのことです。平成25年7月の参院選では、インターネットを利用した選挙運動が解禁となり、若年層の投票率向上が期待されたものの、投票率は依然として向上していないのが現状であり、この状況はかなり深刻なものと受け止めております。具体的な効果を生む取組が必要だと考えます。
開票の速さよりも、投票率の高さを各選挙管理委員会が重要視して、それぞれがもっと工夫し、競い合うべきではないかと私は考えます。そして、投票率が高かった選挙管理委員会に対しては何らかのインセンティブを与えてもよいのではないかとも考えます。県内においても、投票率向上に向けて独自の工夫をしている選挙管理委員会もございます。
さきの統一地方選挙において、私がお手伝いに赴いた越谷市では、公営掲示板に投票率向上に向けた工夫がなされていました。どういったものだったかと申しますと、公営掲示板に期日前投票の告知として、期間、場所、時間の記載があるほか、QRコードを使った統一地方選挙に関する情報が各候補者のポスターと並んで大きく掲示されていました。こんな感じでございます。この部分が、非常に変わっている部分でございます。それは、有権者の視点に立った大変分かりやすいものであり、私自身は他の地域では見たことのないものでした。そして、これは他の市町村の選挙管理委員会の参考になるのではと思いました。今後は、このような投票率向上に向けて積極的に取り組んでいる各選挙管理委員会の取組とその効果を県が調査して、効果があったものは公表し、その事例を積極的に取り入れ、利用、活用するように促すべきではないかと考えます。
そこで、次の2点について、まずお伺いいたします。
投票率向上に向けた取組として、投票率が高かった選挙管理委員会に対しては、何かしらのインセンティブを与えてみてはいかがでしょうか。また、県内で投票率向上に効果があった各選挙管理委員会の取組事例を紹介し、積極的に活用すれば、全県的にも効果があるのではないでしょうか。
以上についてどのような御見解をお持ちか、選挙管理委員会委員長にお伺いいたします。
A 滝瀬副次 選挙管理委員会委員長
まず、「投票率が高かった選挙管理委員会に対し、インセンティブを与えてはどうか」についてでございます。
県選挙管理委員会では、各選挙の市町村ごとの投票率の状況が一目でわかるような地図を作成し、ホームページで公表しております。
また、国政選挙の実施に際しましては、他の模範となる市町村選挙管理委員会の委員に対して総務大臣表彰が行われております。
本県では、被表彰者の推薦に当たっては、投票率の伸び率を考慮しているところであります。
県選挙管理委員会といたしましては、各市町村選挙管理委員会が投票率の向上に意欲を持つよう、引き続き取り組んでまいります。
次に、「投票率向上に効果があった市町村選挙管理委員会の取り組み事例を紹介し、積極的に活用してはどうか」についてでございます。
議員御指摘の公営ポスター掲示板にQRコードを表示する取組については、県内では久喜市選挙管理委員会が昨年4月の市長・市議の同日選で実施したのが最初の例と承知しております。
越谷市の取組は、さらに職員のアイデアを採用して期日前投票の案内も追加をしたものであります。
県選挙管理委員会では、市町村選挙管理委員会の職員をメンバーとして選挙事務の改善のための研究会を毎年開催しております。
これまで、例えば開票の迅速化を図る取組について事例集をまとめ、また、意思疎通が困難な有権者への投票所での対応方法を整理するなど、優れた事例を各市町村に紹介してまいりました。
選挙管理委員会といたしましては、今後はより多くの取組について市町村に紹介し、活用していただけるよう取り組んでまいります。
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