平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（水村篤弘議員）

県営所沢航空記念公園運動場の人工芝化について 

Q　水村篤弘議員（民主・無所属）

県営所沢航空記念公園運動場は、西武新宿線の航空公園駅前に位置し、所沢市民や狭山市、入間市、飯能市などにお住まいの県民をはじめ、多くの方にサッカーやグラウンドゴルフなど様々な目的で利用されています。
しかし、現在は土のグラウンドであり、雨天にはグラウンドのコンディションが悪くなり利用できなくなるなど、不便な状態が続いています。また、冬には霜がひどく、使いづらいとの声もお聞きをしています。こうしたことから、数年前から所沢市サッカー協会や所沢市体育協議会、所沢市などがグラウンドの人工芝化を求める要望を県に対して行っています。
直近では、平成25年10月22日に所沢市長や所沢市体育協会会長などが、県に所沢航空記念公園運動場の人工芝化をはじめ、ナイター照明の設置、さらには観覧席、クラブハウスの設置などの整備を求める要望を行い、私も同席をさせていただきました。地元のサッカー協会の方からも、早急な人工芝化を求める声をお聞きしております。
そこで、都市整備部長に質問をいたします。
1点目、昨年末から今年にかけて所沢市や近隣市のサッカー協会及び所沢市内のグラウンドゴルフ、フットサル、ラグビー関係者などにアンケートを行ったとのことですが、アンケート結果はどのようなものであったのか、お伺いをいたします。
2点目、今後アンケート結果を受けて、運動場の人工芝化に向けて、所沢市や利用者団体とどのように意見交換をしながら人工芝化を進めていくのか、今後の方針をお伺いいたします。 

A　秋山幸男　都市整備部長

まず、平成26年末から平成27年にかけて行ったアンケート調査の結果についてでございます。
このアンケート調査は、運動場の利用者の意向を把握することを目的に13項目の設問で実施いたしました。
調査は所沢市をはじめ、周辺4市のサッカー協会に加盟する団体や所沢市内のグラウンドゴルフ、フットサル、ラグビーなどの関係者及び運動場の利用者の御協力をいただき、約500通の回答をいただきました。
主なアンケート結果といたしまして『人工芝にした場合利用料金が高くなるが人工芝化を希望しますか』という設問には、「土のグラウンドのままで良い」という回答が18パーセントとなりました。
これに対し、「人工芝化を希望する」方は73パーセントという結果になりました。
また、『人工芝化についての利点』として、「雨天時、直ちにグラウンドの使用が可能となる」や「土埃がなくなり、利用しやすくなる」といった意見が多く寄せられております。
このことからも利用者の人工芝化に対する高い期待感を窺うことができたところでございます。
次に、人工芝化に向けて所沢市や利用者団体とどのように意見交換をしながら進めていくのかについてでございます。
運動場の人工芝化に際しては、人工芝の種類や各種競技に対応するための仕様、必要な付帯施設をどのようにするのかなどの検討が必要です。
また、整備には多額の建設費を要するほか、10年に1回程度の張替えが必要になるなど維持管理費用が高額になるといった課題もございます。
このため、これらについて地元所沢市と意見交換を行ってきたところでございます。
今後も引き続き所沢市と協議を進めるとともに、市の協力をいただきながら利用者団体の意見を集約し、課題の整理を行ってまいります。
今後も所沢航空記念公園が県民の皆様に愛される公園となるよう、人工芝化の実現に向け、努めてまいります。

• 上記質問・答弁は速報版です。
• 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。