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掲載日:2023年5月17日
Q 水村篤弘議員(民主・無所属)
埼玉県は、団塊の世代の方の職員の大量退職に合わせて、ここ数年、新規採用予定者数を大きく拡大しています。今年度の採用試験では、一般行政職の採用予定者も179人であり、実際に最終合格したのは265人と、非常に多くの方を採用する状況です。組織の新陳代謝を図るために、若手職員が増えていくことは望ましいことです。
一方で、リーマンショックから立ち直りつつある経済状況下では、人材の不足感が生じており、民と官、官と官の間でも優秀な人材は奪い合いになっています。優秀な人材を確保するためには、多くの方に埼玉県の試験を受験してもらうことが必要ですが、気になるのは、採用の倍率が下がっていることです。例えば、平成25年度の一般行政職の受験倍率は12.3倍だったのに対して、平成26年度は6.9倍、平成27年度は6.6倍でした。多くの受験者の中から、優秀な人材を選べない状況になっているのではないかと懸念をしています。
そこで、人事委員会委員長に質問をいたします。
職員採用試験について、受験倍率が引き続き低下傾向にあることに対してどのような認識でしょうか。そして、優秀な職員を獲得するためには、多くの方に試験を受けてもらうことが必要ですが、どのような取組を行っているのでしょうか。
A 馬橋隆紀 人事委員会委員長
採用試験における受験倍率は、採用予定者の数の増減のほか、景気の動向、国や他の地方自治体の採用状況など様々な要因によりましてその受験者数が増減することによって変動するものでございます。
御指摘のとおり、埼玉県の一般行政職の受験倍率につきましては、平成25年度が12.3倍であったものが、26年、27年度と6倍台になっております。
この主な要因でございますが、まず採用予定者が平成25年度は112人でありましたけれども、ここ2年は約180人に増加したということにあると考えられます。
また、受験者数につきましては、最近の景気回復に伴う民間企業の採用意欲の高まりもございまして、減少傾向にあります。
人事委員会といたしましては、今後も、少子化の影響により若年人口の減少が見込まれる中、より多くの受験者を確保していくことが、優秀な人材を採用するための課題であると認識しております。
そのためには、より多くの方に採用試験を受験していただくよう、様々な取組を実施してきております。
具体的には、県の職員の仕事を紹介するセミナーとか県庁見学会などを開催いたしまして、実際に県庁を見ていただいて、県の職員がどんな仕事を行っているのか具体的なイメージを持てるような取組を行っております。
この12月も、来年度に向けましてセミナーを開催いたしました。そこでは、県の主要プロジェクトなど仕事内容の紹介だけではなく、職員と参加者が少人数で懇談するという場を用意いたしまして、県職員の生の声を聞いてもらう取組を新たに実施したところでございます。
このセミナーには昨年度を上回る329人が参加し、参加者からは「職員の熱意を感じることができた」とか「リアルな話が聞けて非常に参考になった」などの声が寄せられております。
また、県内外の数多くの大学に積極的に出向きまして説明会を実施するなど、学生が参加しやすい機会も設けております。
このほか、民間企業への就職を視野に入れている学生に対しましても、埼玉県に関心を持っていただけるように、企業の合同説明会のブースのなかに出展したり、民間の就職サイトに情報発信等を行っております。
人事委員会といたしましては、今後とも、埼玉県の魅力と県職員の仕事のやりがいを広く情報発信いたしまして、優秀な人材の採用に向け、より多くの受験者の確保に取り組んでいきたいと考えております。
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