平成27年9月定例会 知事提案説明要旨

平成27年9月24日招集の定例県議会における知事提案説明要旨

今定例会に御提案申し上げました諸議案のうち、主なものにつきまして、順次、御説明いたします。
はじめに、第93号議案「平成27年度埼玉県一般会計補正予算（第2号）」でございます。
さいたま新都心医療拠点につきましては、平成28年中の開設に向けて、現在、準備を進めております。
それにあわせて、さいたま新都心医療拠点と県内の産科医療機関とを結ぶ医療ネットワークを構築しようとするものです。
具体的には、さいたま新都心医療拠点に「遠隔胎児診断支援システム」を整備するものです。このシステムを通じて県内産科医療機関の医師は、さいたま新都心医療拠点の医師から先天性疾患を有する胎児の診断などの支援を受けることができるようになります。
新生児の疾患の早期発見により、早期治療や救命率の向上などが図られ、本県における周産期医療の水準が向上すると考えております。
また、県内中小企業が新たに事業展開を行う際の人材確保を支援するため、内閣府の委託事業として「埼玉県プロフェッショナル人材戦略拠点」を設置いたします。
この人材戦略拠点では、民間の人材ビジネス事業者とも連携して、県内中小企業と必要とされる人材とのマッチングを促進し、企業の成長を支援してまいります。
このほか、去る7月16日から17日にかけての台風11号による災害の復旧などについて、所要の補正をお願いするものでございます。
この結果、一般会計の補正予算額は、5億158万3千円となり、既定予算との累計額は、1兆8,295億5,233万7千円となります。
次に、その他の議案のうち主なものにつきまして、御説明いたします。
第95号議案「法人の県民税の特例に関する条例の一部を改正する条例」は、法人県民税の法人税割について、超過税率を課す期間を5年間延長するものでございます。
第98号議案「食品衛生に関する条例の一部を改正する条例」は、食品の製造技術や包装技術の発達により保存性に優れた食品が製造されている実態を踏まえ、それらの販売及び行商について許可を不要とするものでございます。
第100号議案及び第101号議案は、大宮警察署等統合庁舎の工事請負契約の締結に係るものでございます。
その他の議案につきましては、提案理由等により御了承をいただきたいと存じます。
以上で私の説明を終わりますが、なにとぞ慎重審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。

平成27年9月24日招集の定例県議会における追加議案の知事提案説明要旨（平成27年10月6日）

今回の補正予算は、去る9月8日から9月11日にかけての台風18号等による災害の復旧について、所要の予算措置を講じるものでございます。
内容といたしましては、森林管理道などの農林施設及び河川の災害復旧に要する経費、合計1億5,653万6千円でございます。
これによりまして、予算の累計額は、1兆8,297億887万3千円となります。
なにとぞ慎重審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。