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掲載日:2023年5月18日

平成27年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (金子正江議員)

教員の長時間勤務の改善を

Q 金子正江議員(共産党

朝4時半に起き、授業準備後、7時に出勤し、夜21時に帰宅、帰宅後も教材研究、準備があり、就寝は23時半、これは新聞報道で明らかになった教師の実例です。
ある県内自治体のアンケートによると、教員の中で20時に退勤できるという人は29パーセント、21時に退勤は14パーセントと、4分の1の方が常時遅くまで学校に残り、仕事をしているのです。現場の教員からは、じっくり子供と向き合いたいのに事務量が多過ぎる。事務職員や支援員を増やし、担任の仕事の軽減を図ってほしいとの声が寄せられています。先生たちが切実に願っているのは、子供たち一人一人に真剣に向き合える時間なのです。
少人数学級の実施、クラス担任の加配など必要なことは言うまでもありませんが、まずはその長時間勤務の実態を県教委が把握すべきです。そのためにも、学校職場にタイムカードを早急に導入すべきです。

A 関根郁夫 教育長

まず、「長時間勤務の実態を県教委は把握すべき」についてでございます。
学校職員の勤務時間管理は、労働安全衛生の観点からも適切に行う必要があり、校長の重要な責務であると認識しております。
県立学校につきましては、教育局職員が学校を訪問した際に、教員の勤務実態について校長からヒアリングを行い、把握に努めております。
また、市町村立小・中学校につきましては、服務監督権者が市町村教育委員会でございますので、勤務実態の把握について、引き続き働きかけてまいります。
次に、「タイムカードを導入すべき」についてでございます。
タイムカードにつきましては、勤務実態を把握する方法の1つであると考えます。
この他にも、教員が出勤や退勤する時刻を、一覧表やパソコンに記録することにより確認する方法などもございます。
県といたしましては、費用対効果も踏まえ、今後とも研究してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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