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ページ番号:61584
掲載日:2023年5月17日
Q 杉島理一郎議員(自民)
先日、文教委員会で埼玉県総合教育センターを視察してまいりました。その役割には大変期待をしておりますが、教員研修の目的が授業力の向上となっており、研修構成もその多くが授業法の研修であることに違和感を覚えました。本当に研修の目的は授業力の向上なのでしょうか。私は、生徒との間に信頼関係が構築できるか、つまりは先生が生徒から尊敬をされ、憧れられるような存在になれるかが授業、ひいては学校生活の質を左右するものと考えており、教員研修の本義は人間力の育成であり、その目的は生徒指導力の向上にもあると考えております。
そこで、県としてはどのような教員を育成したいと考えており、そのための教員研修はどうあるべきだと考えているのか。また、今後どのように教員の人間力を育成し、生徒指導力を上げていく方針か、教育長にお伺いいたします。
A 関根郁夫 教育長
まず、「どのような教員を育成し、そのための教員研修はどうあるべきであると考えるか」についてでございます。
変化の激しい21世紀を生き抜く力を育成するため、これからの未来を担う児童生徒には、「確かな学力」と「豊かな人間力」を身に付けさせる必要がございます。
そのため、教員は、自らの授業力と生徒指導力の両方を同時に高めていく必要があると考えております。
このため、教員には、教科指導・生徒指導が的確にできる専門家としての高度な知識や技能、さらには、教員自身の豊かな人間性や社会性のバランスが重要であります。
「普通の教師は、ただ話す。よい教師は説明する。優れた教師は、自らやって見せる。卓越した教師は、心に火をつける」という名言がございます。
県としては、教員研修は、児童生徒の心に火をつけるような熱意と優れた指導力と使命感を兼ね備えた教職員を育成すべきものと考えております。
次に、「今後どのように教員の人間力を育成し、生徒指導力を上げていく方針か」についてでございます。
県では、視野の拡大や対人関係能力の向上を目的として、経験年数に応じた様々な研修を実施しております。
生徒指導力の育成につきましては、初任者の段階から、学級経営の進め方や、カウンセリングの手法を用いた面接相談の方法など、児童生徒との望ましい人間関係のあり方について学ばせております。
これからも研修を通じて、教員として身に付けるべき生徒指導の理論と、学校現場での実践とを繰り返すことで、指導力のある教員の育成を図ってまいります。
再Q 杉島理一郎議員(自民)
正に教育長の言うとおり、人間力の育成しかないと思うんです。けど、今はそうなっていないのでお伺いをしています。今の研修はICTとかジグソー法とか、授業のやり方の研修ばかりであるということですので、今回はこの教員研修について見直すというふうに考えてよろしいでしょうか、教育長に御答弁をお願いします。
再A 関根郁夫 教育長
生徒指導ではなくて、学力ばかりという話ですが、学力ばかりではございません。生徒指導についてもやっております。
ただ、御指摘がございましたので、これから考えていきたいと思っております。
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