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ページ番号:61984

掲載日:2023年5月17日

平成27年12月定例会 「文教委員長報告」

副委員長 柿沼 トミ子

文教委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案4件及び請願1件であります。

以下、これらの議案等に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第115号議案について、「公務災害補償の調整率の設定根拠は何か」との質疑に対し、「調整率は政令と同じ率である。また、政令の調整率は、民間の労災で適用される調整率と同率である」との答弁がありました。
次に、第152号議案、第153号議案及び第154号議案について、「指定管理者の選定に当たって、サービスの質の担保をどのように審査しているのか」との質疑に対し、「利用者本位の柔軟なサービスを提供できるか、効果的かつ効率的な管理が実施できるかという点に着目して審査している」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案4件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、請願について申し上げます。議請第23号につきましては、不採択とすべきとの立場から、「第1項の教育予算については、厳しい財政状況の中、様々な教育課題の解決のため、必要な教育予算の確保に努めていると認められる。第2項及び第3項については、国の教職員定数改善を利用し、増員を図ってきたことが認められる。第4項の教育費の父母負担の軽減については、市町村が適切に取り組んでいる。また、県においても、高等学校等奨学金制度や奨学のための給付金制度を実施するなど、必要な措置を講じていると認められる。第5項の障害児学校の教室不足の解消については、来年4月に特別支援学校が開校する予定であるほか、更なる対策についても検討を進めており、必要な措置を講じていると認められる」との意見が出されました。
次に、採択すべきとの立場から、「本請願の各項目はいずれも、子どもたちが生きる力をつけ、学ぶ楽しさを味わえるように教育条件の整備を求めるものである。寄せられた請願署名は8万4,000筆を超え、ゆきとどいた教育を求める声は切実な県民の願いである」との意見が出され、採決いたしましたところ、賛成少数をもって不採択とすべきものと決した次第であります。
次に、所管事務調査として、「臨時的任用教員の起こした窃盗事件及び不祥事の防止について」及び「教育の政治的中立の確保について」質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、「臨時的任用教員が窃盗事件を起こして逮捕されたが、採用に当たって、どのような人物調査を行ったのか。また、どのように不祥事の再発防止に取り組んでいくのか」との質問に対し、「書類確認や校長の面接により人物確認を行うとともに、直近で勤務していた学校での勤務状況を確認したところである。今後は人物をより確実に見極めるため、教頭なども含めた複数の目で人物確認を行うほか、直近だけでなく勤務状況を確認していく。さらに、教職員自らが高い倫理観を養うとともに、全ての学校で不祥事を起こさない意識作りに努め、再発を防止していきたい」との答弁がありました。
また、「県内の中学校で、教員が特定政党の機関紙を教材として生徒に配布した。来年から18歳選挙権が実施されることを踏まえると、教員はとりわけ政治的中立性に配慮すべきであり、特定の政治イデオロギーを植え付けるような教育を行うべきではないと考えるがいかがか」との質問に対し、「偏った政治教育を行うことは断じて許されないことであり、改めて教職員に周知していく。今回の事案を精査し、主権者教育にどうやって臨むのか、もう一度考えていきたい」との答弁がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。

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