平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（岡田静佳議員）

東川・日比田調節池について

Q　岡田静佳議員（自民）

旧所沢浄化センター跡地に株式会社KADOKAWAが300億円をかけて製造・物流拠点を整備することになりました。この施設内には、クールジャパンの発信拠点として2020年までに図書館や博物館の複合施設も建設することになり、大変注目されております。オリンピックを機に観光客が増え、東所沢にも世界中からアニメファン、漫画ファンが来ることが期待されています。
さて、その新しくできる施設のお隣にある日比田調節池にも、地元から要望が出ている環境に配慮した遊歩道など緑あふれる場の整備を進めることになっています。これは、クールジャパンの発信拠点と併せて埼玉県のイメージアップにつながると思います。
そこで、県土整備部長にお伺いいたします。日比田調節池について、地元では当初の整備計画より遅れていると心配する声がありますが、現在の工事の進捗状況についてお伺いいたします。
また、通学路として利用できる通路の整備や、調節池整備に合わせたグラウンドゴルフの底面利用など地元要望の対応についてもお伺いいたします。
さらに、毎年開催されていた地元説明会についてはここ2年開催されていませんが、今後の説明会の開催予定について併せて伺います。 

A　浅井義明　県土整備部長

日比田調節池は、東川の洪水を一時的に貯留し、東川の水位が低下してから排水する調節容量13万立方メートルの調節池でございます。
現在の工事の進捗状況でございますが、平成20年度から工事に着手し、平成27年度末には約6万5,000立方メートルの調節容量が確保され、調節容量に対する工事の進捗率は約50％となる見込みです。
次に、地元要望への対応についてでございます。
まず、議員お話しの通路につきましては、調節池の整備に伴い県が水路の付け替え工事とともに上部の蓋かけを行ったところでございます。
また、調節池の底面利用についてでございますが、一般に、洪水調節に支障のない範囲で市町村が利用する場合に占用を認めております。
このため、日比田調節池のグラウンドゴルフなどの底面利用につきましては、所沢市の申請に基づき適切に対応してまいります。
なお、地元説明会につきましては、平成28年1月下旬の開催を目途に、所沢市と調整を進めております。
引き続き、日比田調節池の早期完成に向け、事業の推進に努めてまいります。

• 上記質問・答弁は速報版です。
• 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。