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ページ番号:58714

掲載日:2023年5月18日

平成27年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (板橋智之議員)

川口北東部への新たな警察署の設置に向けた課題解決について

Q 板橋智之議員(自民

この質問については、地元選出議員が今議会を含め、たびたび行っております。川口市とお隣のさいたま市を比較すると、1か所の警察署で担当する人口比は、川口市が約29万5,000人に対して、さいたま市は約18万人であります。
川口市は県南で、犯罪件数も多いことから、市内の北東部エリア、位置的には戸塚地区、神根地区、安行地区のどちらかに3か所目の警察署の設置が強く求められております。加えて、地元の5つの連合町会長からも毎年のように要望活動が行われております。
埼玉県全体を全国から比較してみますと、関係者の御努力もかなわず、警察官1人当たりの業務負担は、人口が全国ワースト1位、軽犯罪認知件数及び重要犯罪認知件数が全国ワースト2位、110番有効受理件数が全国ワースト4位、極めて過重な状況にあります。こうした状況を踏まえますと、警察官の業務負担を軽減するべく、まずは警察官の増員が急務であると考えます。
聞くところによりますと、仮に新たな警察署を設置するには、少なくとも150人以上の警察官の増員が必要であるとのことですが、あの3・11以後、増員実績は平成23年度は79人、平成24年度は23人、平成25年度は25人、平成26年度はゼロ人、平成27年度は61人となっております。さらに、増員にはそれぞれ配属先が最初からほぼ決められているようです。振り込め詐欺対策、DV・ストーカー対策、国際テロ対策など、特定分野に限られているとのことでありました。
また、財政的な面においては、現在、39か所ある警察署では、耐震に問題がある4か所の警察署を優先し、整備を進めるとのことで、新設に関しては、用地購入を含め多額の予算がかかることからも、その実現が難しいことが伺えます。
そこで質問ですが、こうした課題解決をした上で、初めて警察署の新設が実現性を帯びてくると思われます。警察本部長に御見解をお伺いいたします。

A 貴志浩平 警察本部長

川口市は、人口が59万人を超え、今後も都市化の進展や人口の増加が見込まれることなどから、警察署新設の必要性は高いものと考えております。
しかしながら、議員御指摘のとおり、警察署の新設には、警察官の増員や用地の取得など、解決すべき課題がございます。
特に、本県警察官1人当たりの業務負担は依然として過重であることから、警察官の増員が喫緊の課題であると考えております。
警察庁では、平成27年度から平成29年度までの3か年で、地方警察官を3,000人増員する構想の下、平成28年度概算要求において、994人の増員を要求しているところであります。
県警察といたしましては、本県に1人でも多くの増員が措置されるよう、引き続き、国に対する要望活動を積極的に行ってまいります。
警察署の新設につきましては、今後の増員状況や耐震強度不足の警察署庁舎の整備状況などを踏まえ、総合的に検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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