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ページ番号:58472
掲載日:2023年5月18日
Q 内沼博史議員(自民)
地方創生が叫ばれている中、今年6月30日に、私の地元飯能市の宮沢湖に、北欧の雰囲気とムーミンの世界を体験できる施設「メッツァ」の開設が決定しました。この「メッツァ」は、フィンランド語で「森」という意味だそうです。オープンは再来年の平成29年になると聞いております。このことは飯能市のみならず、埼玉県、日本にとっても、世界に情報発信できる大きな出来事だと思っております。世界からも注目を集めるこの「メッツァ」は、本県の地方創生にとって大変重要な施設になると思います。飯能市は、地域創生プログラムにおいて、この「メッツァ」を観光振興の基軸と捉え、交流人口の倍増を見込んでいると聞いております。
本県においても、現在進めております、おもてなし日本一の埼玉県観光づくり基本計画において五つの基本施策を掲げ、その一つに「新たな資源開発と観光基盤の整備」を掲げております。この「メッツァ」は、本県の新たな観光資源として十分な可能性を秘めた施設だと思います。
県西部には、秩父の山々などの自然や札所めぐり、芝桜、日高の曼珠沙華、川越の蔵造りなど、全国的にも有名な観光スポットがあります。これらの観光地と連携することで、より多くの観光客が本県を訪れていただけるようになり、従来は日帰り型の観光が主であった観光が、宿泊型の観光にもなっていける可能性が十分にあると思います。この「メッツァ」に訪れた皆様がそれぞれの観光地を訪れる。また、他の観光地を訪れた方々が「メッツァ」を訪れる。観光客がそれぞれの観光地を回遊することにより、観光客の増加につながり、経済波及効果も大変大きなものになると考えられます。
ちなみに、大宮の鉄道博物館に展示してある「EF55」の一号機は、通称「ムーミン」と呼ばれ、大人や子供に大変人気があると聞いております。
ムーミンは、日本はもちろん、北欧諸国のみならず、アジアの国々においても大変人気があるキャラクターです。このため、「メッツァ」オープン後は多くの外国人客、いわゆるインバウンドが相当訪れるのを期待しております。こうしたインバウンド対策も、市町村ごとに対応するのではなく、県を中心とした広域での連携・協力が必要不可欠であります。こうした様々な観光連携は、県の広域連携機能の一つとして、「メッツァ」を含め県が更に取り組んでいく必要があると思います。本県の地方創生における観光施策の起爆剤として、ムーミンの「メッツァ」をしっかりと活用していくことが必要であると思います。いかがでしょうか、産業労働部長にお伺いいたします。
A 立川吉朗 産業労働部長
ムーミンの世界を体験できる施設「メッツァ」は、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランドにあるムーミンワールドを除き、世界初の施設となります。
飯能市の熱心な誘致活動や西武鉄道の協力により、誘致に成功したことは快挙であり、大変喜ばしいことです。
議員御指摘のとおり、有名な観光地である川越、長瀞や秩父、そしてお隣りの日高市の巾着田、高麗神社などと連携することは極めて重要でございます。
メッツァとこれらの観光地を巡る周遊コースは、観光客の増加はもとより、宿泊客の増加も見込まれ地域経済の活性化が期待できます。
県では、本年度から9月、10月を「アニメだ!埼玉~埼玉まるごとアニ玉祭」と題しまして、民間事業者や市町村と一体となって全県でアニメのイベントを開催しております。
今月17日に開催いたしますアニ玉祭は、本年度から外国人もターゲットとし、英語版ホームページやチラシでのPRを行っているほか旅行代理店による外国人向けツアーも企画いたしました。
この取組は、日本政府の英語版フェイスブックにも取り上げられ、世界に向けて発信しております。
こうした外国人観光客を対象にした全県的なアニメの取組に、是非、「メッツァ」にも参加していただきたいと考えています。
加えて、宮沢湖や周辺の雄大な自然を生かした「メッツァ」は、アニメファンだけでなく新たな客層を魅了する貴重な観光資源となる可能性があります。
県としましてはこのプロジェクトの進捗状況を踏まえ、飯能市や設置事業者、西武鉄道等と連携しながら観光客誘致に積極的に取り組んでまいります。
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