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ページ番号:58704

掲載日:2023年5月18日

平成27年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (板橋智之議員)

埼玉版ウーマノミクスプロジェクトを通じた国との関わりについて

Q 板橋智之議員(自民

基本的な話ですが、ウーマノミクスとは女性のウーマンと経済のエコノミクスを組み合わせた造語で、女性の活躍による経済の活性化、働き手としても消費者としても女性のパワーがけん引する経済のあり方を意味します。そして埼玉県では、国に先駆け、女性が働き手となり、消費や投資の担い手になり、女性が自己実現をして、生き生きと輝く社会を実現するために打ち出した政策がこの埼玉版ウーマノミクスプロジェクトでございます。主なる取組は、女性の就業支援、働きやすい環境整備、消費と女性の活躍の場の拡大です。この埼玉版ウーマノミクスプロジェクトは、現在の埼玉県における3大プロジェクトの一つであり、目玉事業として位置付けられております。
さて、この3大プロジェクトですが、首相官邸のホームページを開きますと、それぞれに関連した政策があり、とりわけウーマノミクスは全ての女性が輝く政策パッケージとしてしっかりと位置付けられております。国策として推し進める政策と、埼玉県の目玉事業が重なる部分が多いとすれば、埼玉県が国より先んじて政策を推進したとしても、後から国のメニューとの整合性を図り、より充実した政策にリニューアルすることも可能だと思われます。また、事業費支援を受けたとすれば、県の単独事業では到底実現することができないスケール感、内容、そして成果を得られることは歴然であります。
先月開催されましたSAITAMA Smile Womenフェスタですが、私も見学をさせていただきました。
さいたま新都心駅を降りるなり、同時に開催されていたイベントである肉フェス、あるいは音楽コンサートが目的と思われる人出が多く、それらの宣伝活動が大々的に行われているのを横目に、スーパーアリーナ入り口へ到着しました。その後、県の担当職員の方が私にお声掛けいただき、会場内のブースを御案内いただきました。
率直に申し上げますが、出展企業ブースの割合が多いこと、メインステージの内容のインパクトに欠けること、2日間開催で来場者が約2万3,000人、全般的に小規模な企画であり、これで女性の雇用創出につながるのかどうか疑問が残りました。また、予算構成の中身も気になるところでした。
今議会冒頭、上田知事の就任挨拶では、埼玉版ウーマノミクスプロジェクトについて触れられてはいるものの、国との連携と語られていたのは先端産業の部分だけでありました。今後も国との関わりを目指すことなく、この事業を推し進めるのでしょうか。
そこで質問ですが、今後、埼玉版ウーマノミクスプロジェクトを通じた国との関わりをどのようにお考えなのか、産業労働部長に御見解をお伺いいたします。

A 立川吉朗 産業労働部長

埼玉県では、女性の活躍で経済の活性化を目指す埼玉版ウーマノミクスプロジェクトに平成24年度から取り組んできました。
議員御指摘のとおり、このプロジェクトを推進するに当たっては国との関わりが不可欠でございます。
そこで、県では、これまでも国の補助制度などを積極的に活用してまいりました。
例えば、保育環境の整備については、国の「子育て支援対策臨時特例交付金」で基金を造成し、このうち平成27年度予算では74億9,000万円を計上しております。
また、議員のお話にありましたSAITAMA Smile Womenフェスタにつきましては、来場者のアンケート結果では約9割の方から「参考になった」との回答をいただいているところでございますが、このフェスタや女性の創業支援の取組におきましても、国の「地方創生先行型交付金」を活用しております。
埼玉版ウーマノミクスプロジェクト全体で見ますと、平成27年度予算額は約138億円ですが、このうち約102億円は国からの交付金等となっております。
また、事業の実施に当たっても国との連携を常に意識して取り組んでまいりました。
例えば、就業支援では「ハローワーク浦和・就業支援サテライト」に女性コーナーを設置し、国と県のサービスを一体的に提供しながら相談から就職まで切れ目のない支援を行っております。
女性キャリアセンターでは、各地域のハローワークと連携して就職支援セミナーを実施するほか、昨年10月からはハローワークの求人情報を活用した職業紹介も開始いたしました。
さらに、去る8月に成立いたしました女性活躍推進法の実施においても、今後、国との連携が欠かせません。
この法律では、従業員300人を超える大企業では、女性の活躍を推進する行動計画を策定することが義務付けられました。中小企業では努力義務とされております。
個々の企業において女性の活躍を進めていただくことは、埼玉版ウーマノミクスプロジェクトの方向性と同じものでございます。
国では10月中にこの行動計画の策定に当たっての指針をまとめることとしています。
引き続き国と連携しながら全国に発信できる埼玉版ウーマノミクスプロジェクトを積極的に推進してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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