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掲載日:2023年5月19日
Q 山根史子議員(民主・無所属)
県内の事例の中には、小学生での出産事例もありました。月経が始まれば、妊娠が可能となること、性感染症予防と避妊のことなど、女性には月経が始まる前から教えておかなければならないと思います。同時に、同年代の男性にも女性への理解や思いやる心を教育の中で徹底して教えるべきであると思います。
そこで、性教育について、現在も年齢に応じて指導がなされていると思いますが、月経が始まれば、たとえ1回の性交渉であっても妊娠の可能性があること、性感染症予防や避妊などについての具体的な指導は、月経が始まる年齢で実施する必要があると考えますが、教育長の御見解をお伺いをいたします。
A 関根郁夫 教育長
学校における性に関する指導については、児童生徒の発達の段階を踏まえ、学校全体での共通理解と保護者の理解のもと、進めることが大切です。
各学校では、学習指導要領に基づき、保健の授業等で指導する場面と、個別の状況に応じて、指導する場面があります。
たとえば、保健学習において、小学校4年生では、女子には月経が始まること、中学校1年生では、月経が始まれば妊娠が可能となること、また、3年生では、性感染症の予防について指導しております。
このように、保健学習では学習指導要領に則って指導をするため、議員御指摘の性感染症予防と避妊方法についての具体的な指導につきましては、月経が始まる年齢で一律に指導することは難しいと考えます。
しかしながら、児童生徒や保護者からの性に関する相談などに対しては、個別の状況に応じた丁寧な対応が大切であることから、各学校に個別の保健指導の充実を図るよう働きかけてまいります。
また、大学教授や養護教諭などからなる、性に関する指導実践推進委員会を毎年開催しております。
その中で、異性への理解や互いを思いやる心を育む指導方法について研究を深め、その成果を各学校へ啓発してまいります。
再Q 山根史子議員(民主・無所属)
御答弁の中では、現時点では学習指導要領に沿って進めていくという御答弁でありました。また、個別の指導には応じるということでありましたが、それは何か起こってからの相談となるケースが多いかと思われます。
大阪府の調査でも、県内の産婦人科医による調査でも、若年層の望まない妊娠が多くございました。若年層による望まない妊娠などの問題に対して、せめて学校教育の中での性に関する教育をきっかけに、家庭で話し合いができるような取組を進めるべきであると考えますが、教育長の積極的な御答弁をお願いいたします。
再A 関根郁夫 教育長
保健学習は、学習指導要領に基づき実施するので、その範囲を超えて月経が始める前からの指導は難しい。個別の指導の中で、あるいは、学習指導要領の中でできるか、その辺を工夫してまいりたい。
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