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掲載日:2023年5月19日
Q 中野英幸議員(自民)
私は時々、そぴあにお邪魔をいたします。大宮駅西口のソニックビル2階に位置し、駅から徒歩5分という好立地にもかかわらず、残念ながら都内に展開をする北海道、広島などの他県のアンテナショップのようなにぎわいはありません。置いてある品物は魅力あるものが多いのも事実でありますが、その展示内容が余り変化がないようにも思えます。
先般6月9日には、県が発行している「埼玉O・MO・TE・NA・SHI物産観光券」の取組が発表されましたが、販売と利用が開始されたわけであります。スタート時点では約1,100か所での利用ができるとのことでありますが、この物産観光券が使える加盟店になるには、埼玉県物産観光協会への加入が条件と伺っております。加入には年会費の支払いが生じますが、これに見合ったメリットを提供することにより、今回新規に加入する会員の定着が図られるのではないでしょうか。
そぴあは、本県の観光物産振興の拠点であります。全県的な物産情報や観光情報をどんどん収集し、発信することを大いに期待しています。顧客と会員のつなぎ役に徹するだけでなく、取扱商品のABC分析等を通じて真のパートナーシップを再構築して、お互いがお互いに利益や成長発展が期待できる関係となるよう取組が必要と考えます。また、本県のみならず他県との連携やグローバルな視点での取組についても期待したいところであります。埼玉県物産観光館「そぴあ」の活性化に向けて、県としてどのように取り組んでいくのか、併せて産業労働部長にお伺いをいたします。
A 立川吉朗 産業労働部長
「そぴあ」を運営いたします埼玉県物産観光協会全体の県産品の売上額は順調に伸びており、過去2年とも年間2億円を超えております。
そのうち、「そぴあ」自体の売上額は約9,500万円と物販事業の主力となっておりますが、更に売上を伸ばすことが必要でございます。
これまで、県内地酒を一堂に集めたキャンペーンや新茶、芋菓子など季節限定の販売、大宮駅、浦和駅での出張販売などを実施してまいりました。
こうしたお客様に喜ばれるキャンペーンや集客力のある営業活動に一層力を注いでまいります。
加えまして、販売員の接客力の向上や魅力ある品揃えに取り組み、お客様に満足いただける店舗にすることが大切でございます。
このため、カリスマ販売員を講師とした実践的な研修を行い、販売員のスキルアップを図ってまいります。
あわせて、店頭で直接、お客様から御意見や御要望をお聞きし、品揃えや商品展示の見直しを行います。
その際、議員御提案の売上に基づいた商品管理を行うABC分析なども参考にしながら取り組んでまいります。
「そぴあ」は、多くの県内メーカーとのネットワークがあり、様々な県産品を取り扱っていることが強みでございます。
これを生かし、昨年度茶業メーカーと調味料メーカーの連携によるお菓子「狭山抹茶ミントタブレット」を開発し、販売しております。
今後も、お客様のニーズを捉え、県内メーカーの共同による商品開発の支援についても一層取り組んでまいります。
さらに、観光・レジャー施設、ホテル・旅館のパンフレットや割引券などをお客様が気軽に入手できるようにするなど観光情報の発信機能を充実させてまいります。
また、販路拡大のため、神奈川県や長崎県と連携して県産品の相互販売を実施しておりますが、これを更に強化してまいります。
今年度からは、新たに、オーストラリアでのプロモーションや商談会を行い、県産品の販売を海外にも展開してまいります。
こうした創意と工夫による様々な取組により、埼玉県物産観光館「そぴあ」の活性化を進めてまいります。
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