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掲載日:2023年5月17日
Q 柿沼トミ子議員(自民)
イギリスで開催されたこのたびの日本代表チームの活躍により、ラグビー人気が高まっていることは事実でありますが、この状況を将来的に発展、拡大させていくためには、大きな努力が不可欠であると考えます。現在、県ではワールドカップに向けて基本設計と実施設計が発注されております。それによりますと、観客席数は本席2万4,000席と仮設席が6,000席で合計3万席の規模を計画しています。せっかく整備するラグビー場ですから、是非、五郎丸選手をはじめ世界のチームからあの競技場で試合を行いたいと望まれ、後世に誇れるようなすばらしいラグビー場を造っていただきたいと思います。先進国のラグビー場がそれぞれに個性と魅力を放っているのを目の当たりにすると、熊谷からの魅力発信はいかにと期待が高まります。
そこで、改修されるスタジアムのアピールポイントについては、例えば経営に民間活力としてスポンサー導入なども考えられますが、どのようなものになるのでしょうか。設計はどのような点に配慮しているのでしょうか。ワールドカップ開催後の利用はどのように考えているのでしょうか。都市整備部長にお伺いをいたします。
A 秋山幸男 都市整備部長
まず、改修されるスタジアムのアピールポイントと、設計で配慮する点についてでございます。
この設計のコンセプトは、「臨場感溢れるスタジアム」、「大会運営に配慮した動線計画」、「ナショナルトレーニングセンターに必要な施設計画」、「既存の施設を有効活用」の4点であります。
これは、本年1月のラグビーワールドカップ組織委員会公式視察の折にいただいたアドバイスを取り入れたものでございます。
具体的な内容ですが、観客の方々に対してはフィールドから観客席までの距離を短くするとともに、2万4,000席全てを個席にし、臨場感、見やすさと快適性を両立いたします。
大会関係者や選手に対しましては、観客の方々や報道関係者が利用する出入口や通路を分離し、スムーズな大会運営とセキュリティ向上が図れる施設とします。
また、熊谷ラグビー場は男女共にリオデジャネイロオリンピックに出場の決まった7人制ラグビーのナショナルトレーニングセンターに指定されており、これにふさわしい施設にしたいと考えております。
民間活力の導入につきましては、どのような形で、民間の力をお借りすることができるのか、今後、検討してまいります。
次に、ワールドカップ開催後の利用についてでございます。
まずは、秩父宮ラグビー場の建て替えを機にトップリーグなどの試合を数多く開催できるよう努力してまいります。
また、熊谷ラグビー場はメイングラウンドを含め3面のグラウンドを有するという大きな強みがございます。
現在でも7人制ラグビー日本代表のナショナルトレーニングセンターとして年間150日以上御利用いただいております。
これに加え、ラグビー関係者からはグラウンドが3面もあるので県内外のクラブチームなどの強化練習に適しているとのお話もございました。
今後ともラグビーのトレーニング拠点としても多くの方々に御利用いただけるよう努めてまいります。
また、ラグビー競技者の裾野を広げるため熊谷市や県ラグビー協会と連携したラグビー教室などの開催や、本県ラグビーの歴史が分かる展示室などを設置し、ラグビー文化の発信にも利用してまいります。
熊谷ラグビー場が名実ともに「西の花園、東の熊谷」と呼ばれるように、ハード、ソフト面の充実を図ってまいります。
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