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ページ番号:61993
掲載日:2023年5月17日
人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びにラグビーワールドカップ2019及び2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に関する総合的対策」でありますが、今回は、「人材育成について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「『埼玉発世界行き』奨学金支給事業について、アメリカで学費が高騰している中で、学位取得コースにおける奨学金の上限金額が100万円では不十分であると考えるが、どのような根拠で設定したのか」との質問に対し、「アメリカの大学の授業料の平均が約200万円であることから、その2分の1として積算した。ほかの奨学金との併給も認めているので、100万円の奨学金は大きな効果があるものと認識している」との答弁がありました。
次に、「グローバル人材育成センター埼玉が実施している無料職業紹介事業において、県内企業とグローバル人材とのマッチングを実施した結果、実際に就職に結び付いた人数はどれくらいか」との質問に対し、「平成26年度には、50社、569人のマッチングを行い、その結果、20社から32人が就職内定をいただいている。このほか、マッチングではないものの、グローバル人材育成センター埼玉からの情報提供を受けて、県内企業に69人の方が内定している」との答弁がありました。
次に、「各学校における高校生の、海外の大学や高校等への短期派遣事業では、学校を指定して実施しているが、どのような基準で決定しているのか。また、指定校は毎年変更するのか」との質問に対し、「指定校の決定に当たっては、現地での活動内容、国際理解教育への取組状況、外国の教育機関との相互交流の実績等を審査し、選考している。外国語科を設置している学校等では、現地の学校との交流を毎年行っており、交流の継続を積み重ねている。指定校が変更される場合もあるが、継続している学校も多い」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びにラグビーワールドカップ2019及び2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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