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掲載日:2025年1月6日
Q 木下博信 議員(自民)
民間企業が発表した都道府県魅力度ランキングについて、群馬県知事が強烈に反発して注目されました。こういうランキング、トイプードル、シュナウザー、シベリアンハスキー、コーギーなど、ワンちゃんだったらどの種類が好きですかというものと同種のものであると考えます。
そして、そういうランキングなら、そもそも埼玉県は枠外で独立しているんじゃないでしょうか。埼玉は、そういう名前の付いた種ではないからです。過密都市も農山村もあり、歴史的に○○藩だったという一帯の歴史もない、行政的な都合で切り取ってまとめてできた枠、秩父だ、熊谷だ、川越だ、岩槻だ、春日部だなど、市町村単位的な範囲での歴史と誇りを持っている。それが混ざってつくられたエリア、言うなれば雑種です。
ブランドや品種名はないけれど、実はとても強くてかわいくて、買うものですらないからコストも存在しないぐらいいい。その雑種、ここが埼玉の一番の魅力で、ついの住みかとして埼玉が選ばれ続け、人口が増加している要素の大切な1つなのではないでしょうか。ブランドランキングとは関係ない、枠外の強くてたくましい、かわいい雑種の埼玉。そこを埼玉の魅力であり、強さのポイントと捉えられるかどうか、知事のお考えをお聞かせください。
A 大野元裕 知事
本県は、荒川や利根川などの豊かな河川、秩父の美しい山並み、見沼田んぼをはじめとする自然に加え、交通の要衝として都市のにぎわいと高い利便性を併せ持っています。
また、本県には様々な歴史や文化があります。
小江戸と呼ばれる川越、日光街道の宿場町として栄えた春日部、歴史的偉人を輩出した熊谷や本庄、城下町として繁栄した岩槻や行田など、それぞれの歴史や文化が現在も地域の魅力につながっています。
私もこのような埼玉県の多様性は大変な魅力だという風に考えており、議員は、雑種の埼玉と表現をされていますが、私は誇るべき雑種埼玉だと思います。
この多様な魅力を多くの人に知っていただくことで、本県に人を呼び込み、人口増を図ることも可能だと思います。
折しも、本県は、その多様性をPRする絶好の機会にあると思います。
渋沢栄一翁の大河ドラマに続き、本県ゆかりの人物が登場する「鎌倉殿の13人」が放映されるほか、本県は150周年を迎え、県内外からの注目が、まさに、今、高まっています。
近年、コロナ禍で東京一極集中の流れに変化が生じたこともあり、令和3年10月の本県への転入超過数は全国第1位となりました。
月ごとの転入超過者数が全国第1位になるのは、今年に入っても6回を数えることになります。
こうした流れを生かしながら、今後も、本県の多様な魅力、雑種埼玉、ハイブリッド埼玉を広くPRすることで移住を促進し、人口増加を目指してまいります。
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