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掲載日:2021年12月28日
Q 平松大佑 議員(県民)
新たな活力の源であるスタートアップ・ベンチャーに対して支援をしっかりしていくことと同じぐらい大切なこととして、いかに起業したい人たちを増やすかという観点での取組があると考えます。
経産省も諸外国と比較をして、日本ではベンチャーを起こす人がそもそも少ないというのが課題であるとしていて、起業を志向する方の割合は圧倒的に低い状況です。つまり、起業に関心がないから、結果、ベンチャーを起こす人の割合も低いわけであります。
今あるベンチャーへの支援という顕在化ニーズに対する支援も大切ですが、やはりその前段階の起業したい高校生など若い人たちを増やすという裾野を広げていく取組が非常に重要と考えます。若い世代に対する起業への意識を高めるための出前起業家講座の講師については、更に選定の幅を広げ、より効果の出る形で進めていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
A 板東博之 産業労働部長
多くの方に起業にチャレンジしていただくためには、若い頃から起業家マインドに触れることが大変重要と考えております。
国の調査でも、他国と比較して我が国の若者の起業意識が低い原因の一つとして、身近に起業家がいないことが挙げられております。
そこで県では、実際に事業を起こした方に中学校や高等学校を訪問していただき、創業までの道のりややりがい、挑戦し続けることの大切さなどを伝える出前起業家講座を実施しております。
今年度は現在まで16校で実施し、3,733名の中学生・高校生が起業家の話を聞きました。
生徒へのアンケートでは「受講前より何かにチャレンジしてみたくなった」「起業や新しい事業を創造することに関心が高くなった」との回答が8割を超えており、生徒に起業家マインドの大切さを伝えることができたと考えております。
今年度の講師は県が実施しているビジネスプランコンテストの入賞者など7名の方にお願いし、生徒が自らもチャレンジ可能だと思える身近な成功体験について講演していただきました。
今後は、海外に進出された起業家など、生徒が大きな夢を抱けるような経験を持った方も講師としてお迎えし、起業への意識をより高められる講座にしてまいりたいと考えております。
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