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ページ番号:209842
掲載日:2021年12月28日
Q 木下博信 議員(自民)
県の発行するお知らせの広報物、ホームページ等、広報ガイドブックを作成され、よりシンプルに分かりやすく作成されていること、これはすばらしいと思います。役所の出すものは、そもそも例外とか規定が細かくあるものを分かりやすくしようと工夫して色が多過ぎたり、強調文字が多過ぎたりして、結局分かりづらくなるというのが定番です。
それを避けようと、埼玉県庁では広報がガイドブックを作成され、更に必要なチェックをしています。そのガイドブック、とてもよくできています。
そして、これがすばらしいからこそ惜しいのが、今回のコロナ禍での発表や広報です。正に先ほど指摘した役所の定番状態に戻ってしまっています。
知事発表のパワーポイントでこの色遣い、そしてホームページのランディングページといわれる一番最初のページは、これです。さながら、どこかのネオン街状態。どれも強調しようとし過ぎて、強調だらけで何も目立たない。コロナで緊急かつ伝えたいことが多く、しかも原則や細かい規定があって、シンプルにしづらいのは分かります。簡単にし難いのも分かります。そして、大切なことを強調するために色を使いたいのも分かります。
しかし、結果としてどこかのネオン街のようになってしまって、どれを見ていいのか。被災して心理的に低迷、混乱している状態の中で見ると、必要な情報を見つけて理解することがより困難でしょう。災害時は平時より更に分かりやすく明確にするということが必要なはずです。
コロナ禍のような緊急時、そして災害時にも通常の広報のガイドブックの視点、姿勢が生かされる必要があります。そうなるために、どう仕組みとやり方を変えていくのか、知事のお考えをお聞かせください。
A 大野元裕 知事
コロナ禍にあっては、感染動向をはじめ、発熱外来、感染防止対策やワクチン接種のお願い、企業等への支援情報など多種多様な情報を、県民の皆様に分かりやすくお伝えする必要があります。
このため、お伝えしたい内容や対象に応じて、県ホームページはもとより、広報紙やテレビ・ラジオ、SNS、さらには街頭での県民への呼びかけなど、様々なメディアや手法を選択・活用して広報を行っています。
特に多くの情報が掲載できるホームページは、より分かりやすく見やすいものとするため、今年3月に大幅にリニューアルをいたしました。
ランディングページは、アクセスした方が最初に目にする、最も重要な場所であることから、構成を見直しました。
ページの上部に、見出し画像であるバナーを集約するなど、ビジュアルで訴えることができるエリアを拡大しました。
このビジュアルエリアには、様々な情報の中から、特に県民の皆様の安心安全の支援につながる重要度の高いものを優先して掲載しています。
主要な情報を網羅するような構成とし、バナーをクリックすることで詳細情報にたどり着けるようにしています。
御指摘のとおり、広報ガイドブックにも掲載しておりますが、それぞれのバナーの色遣いにつきましては、注意を促したいものには赤や黄色、新しい取組には青など、いわゆる色彩デザインのセオリーに沿って、色が人に与える印象を意識して配色をしています。
しかし、議員お話しのように、様々な要素を強調をした結果、ページ全体で見ると色が多く使われているため「強調だらけで目立たない」「落ち着かない」といった印象を持たれる方もおられると思います。
重要度の高い情報をバナーで集約して訴えるという構成は続けながら、より効果的な色遣い、分かりやすいタイトル、ビジュアルエリア全体のバランスなどに配慮し、災害時にあっても、より県民に伝わる広報となるように取り組みたいと思います。
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