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掲載日:2022年1月19日
Q 柿沼貴志 議員(県民)
先ほど来から指摘している観光行政の取組拡大には、予算の措置が必要だと考えます。埼玉県の令和3年度の観光当初予算は3.4億円で、残念ながら、これは秋田県に次いで少ない予算額であります。ベストスリーは東京都の169億円、石川県が164.8億円、福井県の103.7億円であります。
指摘のとおり、埼玉県は県内各地に歴史遺産や自然遺産があり、アニメの聖地などもあります。観光資源は豊富であり、首都圏から手軽に訪れられる位置にあることも強みの一つです。人口減少が続く県北地域では、観光振興が地域活性化の有効な手段になると考えます。
そこで、費用対効果も十分期待できる観光予算を増額して取り組むべきだと考えますが、知事の答弁を求めます。
A 大野元裕 知事
観光予算額は各県の産業構造の違いなども反映されたものであり、観光振興の取組は必ずしも自治体の予算額だけで比較されるべきではないとは思います。
御質問のあった令和3年度当初予算は新型コロナウイルス感染対策にかかる事業の影響が大きいことから、令和元年度の決算額で見ますと、埼玉県は35位ということになります。
コロナの影響を受けた令和3年度においては、観光振興の観点から補正予算として12月定例会までに45億円を計上させていただいており、観光キャンペーンなどに力を入れて取り組んでおります。
観光振興における本県の強みは、首都圏の4千万人を超える人口と交通アクセスに恵まれていることであります。
埼玉の鉄道網は都心や近郊からの路線が充実し、大宮駅には様々な新幹線が乗り入れています。道路網も首都圏の各県をつなぐ高速道路のネットワークがつくられています。
そこで、こうした首都圏の方をメインターゲットとして、年間を通じて何度も訪れたい埼玉県を目指し、鉄道事業者などと共に取り組んでいるところであります。
また、株式会社KADOKAWAなどと連携してアニメ関連の観光スポットへの誘客を展開しています。
さらに、埼玉県には気軽に足を延ばせる観光地も多く、最近、視聴者を意識した埼玉を日帰りで巡る旅番組が多く放映されています。
このように、観光関連事業者とともに、埼玉県の観光振興を図ることは大変効果的と考えております。
これまでコロナ禍により積極的な誘客や連携ができませんでしたが、今後は感染対策を徹底しつつ、若者に人気のVTuberやeスポーツなどのデジタル技術を活用した情報発信を行うとともに、一層連携して埼玉県の魅力を高め、観光振興に取り組みたいと思います。
再Q 柿沼貴志 議員(県民)
先ほど来からインバウンドとか観光プロモーションとか、そういったものに力を入れていくという知事の答弁がありました。決算額にすれば35位だと、45億円も補正を入れて力を入れていると言っておりますけれども、当初予算に入れることが私は重要だというふうに指摘をさせていただいております。
なぜならば、いろんなアイデアがあったとしても、やっぱり初めに予算がなければ広がりがないと思うんですね。なので、当初予算も増額してほしいという観点で質問しましたので、もう一度、答弁をお願いします。
再A 大野元裕 知事
県では大河ドラマやアニメなど県内外からの注目が高く、広域周遊につながりやすい観光コンテンツを生かした取組あるいは地域の観光資源の継続的な情報発信を中心に観光振興を図ってまいりました。
令和3年度においても、そうした考えに基づき必要な予算を確保いたしました。
先ほど議員ご指摘のとおり、連携や市町村における取組なども踏まえ、令和4年度の予算については、担当部局ともども、検討をしっかりと進めたいと思います。
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