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掲載日:2021年12月28日
Q 阿左美健司 議員(自民)
現在、小学校にはスクールカウンセラーが月1回、午前又は午後のいずれか半日、若しくは2、3か月に1日配置されています。こうした配置について、特に午前に配置されている学校においては、午前中は先生が授業中であるため、スクールカウンセラーが先生とのコンサルテーション、つまり双方向の話合いができません。例えば、ADHDなどの子供がいて、その子のことを話し合いたくても、直接先生とコンサルテーションができない上、次にその学校にスクールカウンセラーが来るのが1か月後では意味がありません。
現在、スクールカウンセラーは午後の勤務が終わった後、これまた1日の勤務が終わった先生方と非公式のコンサルテーションを雑談と称して行っているのが実情です。このような現在の月1回、午前又は午後のいずれか半日、若しくは2、3か月に1日の配置は、国が配置しろというから配置したというレベルのことで、スクールカウンセラー本来の目的である子供たちのためのカウンセリング機能が果たせません。
コンサルテーションは先生方の時間が取りやすい時間帯に行うことが効果的であるため、例えば、午後の勤務を長くするなど学校行事などに合わせた柔軟な配置ができるようにすべきと考えますが、いかがでしょうか。教育長のお考えをお聞かせください。
A 高田直芳 教育長
議員御指摘のスクールカウンセラーについては、令和元年度から、さいたま市を除く県内すべての学校に配置しております。
各学校、原則として月1回、半日単位での配置とし、1人のスクールカウンセラーが、午前と午後に1校ずつ組み合わせて勤務することとしております。
勤務日や勤務時間については、配置先の市町村の実態に応じて柔軟に対応できるよう市町村が定めることとしており、月ごとに午前と午後を入れ替えて勤務している学校もございます。
また、学校間の移動に時間を要し、学校で勤務できる時間が短くなる場合には、学校間で調整し、1校に1日勤務とすることも可能としております。
議員御指摘のように、学校行事などに合わせて、更に柔軟な配置を行うことは重要だと認識しております。
今後、市町村との連携を強化し、スクールカウンセラーの効果的な活用が促進されるよう、例えば、1日の勤務開始時刻を遅らせて、午後の勤務校における教員へのコンサルテーションの時間をより多く確保するなど、柔軟な対応が一層進むよう取り組んでまいります。
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