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掲載日:2021年12月28日

令和3年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(前原かづえ議員)

都市内水被害を絶対に繰り返さないために川越江川対策を

Q   前原かづえ 議員(共産党)

令和元年東日本台風、いわゆる台風第19号の記録的な豪雨により、県内各地で甚大な水害、土砂災害などが発生しました。私の地元ふじみ野市元福岡地域では、床上浸水37件、床下浸水112件の被害がありました。
この地域は、2年前の平成29年にも水害被害に遭っています。新河岸川の水位の上昇を受け、川越市の雨水幹線川越江川の水門を閉めたことで行き場を失った雨水があふれたことによるものです。
当県議団は、新河岸川への排水量を増やすことと、新河岸川の寺尾調節池への排水を認めることを求めてきました。県は川越市に対し、原則認めないが下流域への影響が発生しないと判断した時点で、断定的な排水を認めるとしてきました。また、下流の渋井水門を一門から二門に増強中です。
しかし、あくまでも下流への影響が発生しないと判断できる範囲での受入れです。そこで、ふじみ野市は、内水対策用に川越江川の小規模な調節池を今後造るとともに、新河岸川への排水設備を設置する方針を示しました。
ここで質問ですが、この調節池の排水設備について新河岸川へどのぐらいの量が受け入れられているのか、是非最大限受け入れていただきたいのですが、県土整備部長の答弁を求めます。
そもそも激しさを増す豪雨の時代、私は新河岸川の治水機能を更に増強する必要があると考えます。新河岸川の流域への更なる調節池整備について、併せて答弁を求めます。

A   北田健夫   県土整備部長

まず、川越江川から新河岸川への放流量でございます。
川越江川から新河岸川への放流は、新河岸川本川下流の整備状況を勘案し、毎秒17立法メートルを上限として受け入れることとしております。
今後も、地元市が行う内水対策について、下水道局とも連携し、県として可能な範囲で協力してまいります。
次に、新河岸川の流域へのさらなる調節池の整備についてでございます。
新河岸川流域では、国・県・流域市町が連携して河道掘削や調節池などの河川整備と雨水貯留浸透施設などの流域対策を組み合わせて、治水対策を進めております。
新河岸川では、河川整備計画に位置づけられた調節池の整備は完了しており、現在、渋井水門の増設工事や河道改修などを進めております。
さらなる調節池の整備については、市が行う川越江川などの内水対策や県が行う新河岸川の整備の進捗を踏まえ、流域全体の効果的な治水対策を検討する中で、国や流域市町と情報共有や意見交換をしてまいります。

再Q   前原かづえ 議員(共産党)

ふじみ野市が今設置しようとしている小さい調節池の大きさで治水対策が大丈夫なのか。二度の水害を受けた人たちは、もう絶対三度目はいやだと言っているんですね。前の年の水害でカビのにおいが消えないうちに、二度目の水害を受けた人たちの不安は解消しないんです。
何かかなりさらりとお答えしていただいたんですけれども、是非早急な計画の見直しをして新たな調節池の整備を考えていかなければいけないと思いますので、検討の必要があると思いますが、その点について安心をできる答弁、再度お願いしたいと思います。

再A   北田健夫   県土整備部長

川越江川につきましては、ふじみ野市により必要な対策が計画されているものと承知しております。
また、こちらの施設につきましては下水道局で所管している事業でございますので、下水道局とも連携をしながら丁寧に進めていきたいと考えております。
新河岸川の調節池を含めた計画については、地元市町と流域の皆様と一緒に今後検討していかなければならないという認識は持っております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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