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掲載日:2021年12月28日
Q 平松大佑 議員(県民)
GIGAスクール構想の進展で、県内小中学校のICT環境は整いつつあります。他方、いまだ日本の学校教育の情報化は世界から取り残されており、日常生活と学校との情報格差がある状況です。
しかし、本来は学校が格差是正のセーフティネットとしての役割を果たすべきだと考えます。様々なデータからも、学校でのICTの利活用がOECD諸国の中で桁違いに遅れている状況が明らかになっています。引き続き、学校教育の情報化については重点的に取り組む課題があります。
教育局の見解は、国の計画が策定中であり、国の計画策定を受けて検討するとのことです。一方で、デジタル化、ICTを活用した教育は現在進行形であり、また、自前で計画を策定できない市町村教育委員会のためにも、県の策定は急務と考えます。
また、今のうちから県として策定に向けた検討を進め、国の計画ができた段階で整合性を取って修正することもできると考えます。国の計画策定を待ってからの議論では、それだけ時間がかかります。計画の検討を行う有識者会議には是非専門家を入れていただき、国の様子を見ながら少しでも早く策定できるように準備していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
A 高田直芳 教育長
国のGIGAスクール構想によるICTを活用した教育がまさに現在進行形で進められている中、時期を待たずに学校教育の情報化を総合的、計画的に進めていくことは大変重要であります。
都道府県学校教育情報化推進計画は、「学校教育の情報化の推進に関する法律」において、国が策定する計画を基本として定めるよう努めなければならないと規定されておりますが、国の計画は未だ策定されておりません。
そのため県では、当面の学校教育の情報化に関する方策について整理し、本年12月に「埼玉県学校教育情報化の方向性」を定め、県立学校や各市町村教育委員会に周知したところです。
今後、国が学校教育情報化推進計画を策定した際には、この「方向性」を基に専門家など有識者の意見も伺いながら、県としての計画を速やかに策定できるよう進めてまいります。
再Q 平松大佑 議員(県民)
先ほどの御答弁の中で、早急に計画を進めていただくという御答弁をいただいたんですけれども、自前で計画を策定できない市町村教育委員会のためにも、策定は急務というふうに申し上げました。是非、計画の中に、これだけは県内全ての学校でしっかりとやってほしい、市町村の学校でも実践されなくてはならないというものもしっかり盛り込んでいただきたいというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。
再A 高田直芳 教育長
県の学校教育情報化推進計画は、市町村立学校も含めた県内の学校教育の情報化の推進に関するものを定めることとされております。
議員御指摘のとおり市町村の教育委員会でもしっかりと情報化推進計画が進むようしっかりと支援をしてまいります。
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