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掲載日:2021年12月28日
Q 阿左美健司 議員(自民)
埼玉県では幸いなことに今年度、土砂災害の発生はありませんが、令和元年度の東日本台風では埼玉県でも28件の土砂災害が発生し、そのうち9件は秩父地域で発生しています。
土砂災害は、発生すると一瞬にして県民の命や住宅などの財産を奪ってしまうこともある恐ろしい災害です。
荒川上流の秩父地域では土砂災害の発生リスクも高く、国道140号・299号などの幹線道路に土砂が流出し交通が遮断されると、命の危険はもとより、地域住民の生活再建までに日数を要することも懸念されます。そのため、急傾斜地崩落対策をはじめとした土砂災害防止対策を着実に進めていくことが重要であると考えます。
そこで、現在、長瀞町野上下郷の秩父鉄道樋口駅、国道140号に面する宿本地区で進められている急傾斜地崩落対策について現在の進捗と今後の見通しについて、県土整備部長に伺います。
A 北田健夫 県土整備部長
県では、「いのち」と「くらし」を守る防災・減災の考え方を踏まえ、計画的に土砂災害防止対策を進めております。
長瀞町野上下郷の宿本地区では、急傾斜地崩壊対策を実施することにより、人家だけでなく、国道140号も保全できることから、「いのち」と「くらし」が守れるものと期待できます。
御質問の進捗状況と今後の見通しですが、今年度より測量や概略設計を実施するとともに、国庫補助事業の新規採択に向けた国との協議を進めております。
同時に、急傾斜地崩壊対策の実施には、土地の所有者からの事業用地寄付や長瀞町からの負担金が必要であるため、寄付に必要な調査や協議も進めております。
今後は、これらの協議が整い次第、地質調査や詳細設計を行った上で、擁壁設置などの対策工事を進めてまいります。
引き続き、地元の皆様の御協力をいただきながら、土砂災害防止対策を進めてまいります。
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