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掲載日:2021年12月28日
Q 美田宗亮 議員(自民)
現在推進している第3次埼玉県歯科口腔保健推進計画においては、成人歯科保健医療対策の推進が課題の一つとされています。国と日本歯科医師会は、80歳になっても20本以上の自分の歯を保とうという8020運動を推進しており、働き盛りの成人期の口腔ケアも当然ながら歯の健康のために重要性です。
本年11月に、生命保険会社が歯の健康を踏まえた認知症保険を発表しました。70歳のときに永久歯が20本以上残っていれば、保険料を割り引くというものです。認知症の発症リスクは歯の健康との関連が深いということで、成人期にいかに歯を健康に維持するかがこうした疾病対策にも重要となるようです。
一方、成人期においては、口腔ケアは本人次第になっている現状があると感じます。私の地元である三郷市では、中学生に対していち早くGIGAスクール構想で配布されたタブレット端末を活用した予防歯科プレゼン大会を実施しているほか、成人向けには有志の歯科医師らによって分かりやすい短編のスライド形式で患者に対する口腔ケアの重要性啓発を行い、理解を深めた受講者が家族や友人などの住民同士で教え合うことを推奨しています。
県としても、こうした成人に向けた口腔ケアの重要性啓発を推進していくことが重要と考えますが、保健医療部長の御見解をお伺いいたします。
A 関本建二 保健医療部長
議員お話しのとおり、歯の健康と認知症とは深い関連性が指摘されており、歯を失うと認知症のリスクが最大1.9倍になるとの報告もあります。
認知症を予防するには、自分の歯で噛めるということが大変重要と言えます。
年齢を重ねても歯の健康を維持するため、成人期の口腔ケアをしっかり行っていくことが非常に大切です。
県歯科医師会においては、地域の住民向けにパンフレットなどを作成・配布し、口腔ケアの重要性について普及啓発を図っています。
さらに、口腔ケアについてしっかり理解していただくためには、歯磨き指導などを行う歯科検診を定期的に受診していただくことが大切です。
しかし、歯科検診の受診率は、令和元年度は61.9%で、歯科口腔保健推進計画に掲げた、令和5年度に66.7%の目標達成には更なる取組が必要です。
このため、市町村や保険者に働きかけて、歯科検診を定期健康診断など他の検診と組み合わせ、受診しやすい環境を整えることなどを通じて、口腔ケアの啓発を更に進めてまいります。
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