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掲載日:2021年12月28日
Q 秋山文和 議員(共産党)
守屋裕子県議は6月定例会で、児童養護施設での虐待をなくすために大分県が行っている子どもアドボケイト制度導入を求めました。私は先日、大分県のこども・家庭支援課、要請と派遣を行っている大分大学の教授やアドボケイトの方から直接お話を伺いました。アドボケイトの方々は、子供の話を聞き出すのではない、子供が話したくなる関係性をつくること、話を聴きに行ったけれども遊ぶだけということもあるが、次につながると話しておりました。
福祉部長は、アドボケイトの要請と派遣について大分県の先行事例も情報収集し検討すると述べておられましたが、アドボケイトが法律に明記される方向だと聞いております。是非情報収集から一歩進んで実施を検討していただきたいが、福祉部長の答弁を求めます。
A 山崎達也 福祉部長
アドボケイトは、行政機関などに対して子どもの意見を代弁して表明するなど、子どもの最善の利益を実現する上で重要な役割を担います。
県では、令和6年度を目標年度とする埼玉県子育て応援行動計画において、子供の意見表明を支援する仕組み、アドボケイト制度を検討することとしています。
他県の先進事例を調査したところ、アドボケイトの養成や派遣などを大学に委託している事例やアドボケイトの派遣を弁護士会に委託している事例など、地域の実情で違いがありました。
国においては、子どもの権利擁護に関するワーキングチームや、社会保障審議会社会的養育専門委員会において、議論が進められています。
その中では、アドボケイトを含む、子どもが意見・意向を表明できる様々な仕組みが、一部法制化も視野に入れ検討されているとのことです。
県としては、国の動向を注視するとともに、先進自治体の取組を参考にするなど、アドボケイト制度の実施について検討してまいります。
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