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掲載日:2021年12月28日
Q 阿左美健司 議員(自民)
皆野町を南北に縦断する県道長瀞玉淀自然公園線は、寄居町から長瀞町、皆野町、秩父市を結ぶ重要な道路です。この県道では、西武秩父駅と秩父鉄道皆野駅を結ぶ路線バスが運行し、住民の生活を支える道路であるとともに、冒頭申し上げました天空のポピー会場の秩父高原牧場にアクセスできる皆野町の観光にも欠かせない道路です。
このように、皆野町にとって重要な役割を持つ道路ですが、三沢地区の美の山橋から高原牧場入口バス停付近までの区間については、特に道路の幅員が狭く、乗用車のすれ違いは困難な状況です。また、この区間は三沢小学校の通学路にも指定されておりますが、道幅も狭く歩道もないため、車が通行するたびに通学時間帯の児童は危険な状況になっています。本年6月の八街市における痛ましい事故を繰り返さないためにも、皆野町、寄居町、長瀞町から成る県道長瀞玉淀自然公園線寄居・長瀞・皆野地内改修促進期成同盟会では、三沢地区の道路整備の早期完成を要望しております。
現在、県は、この未整備区間である三沢地区の道路整備に着手していただいておりますが、地元からは1日でも早い完成を望む強い声があります。先日11月25日に地元説明会も開催されましたが、地権者の方の協力もおおむね得られそうだと聞いております。
そこで、事業中区間の進捗状況と今後の見通しについて、県土整備部長にお伺いします。
A 北田健夫 県土整備部長
この県道は、寄居町から長瀞町、皆野町を経由し秩父市に至る、地域の生活や観光を支える重要な幹線道路でございます。
御質問の三沢地区の蓑山橋から高原牧場入口バス停付近までの約1.8キロメートル区間は、道路の幅員が狭く、車のすれ違いが難しい状況です。
この区間の整備につきましては、これまでに、測量や設計を進め、北側をバイパス区間、南側を現道拡幅区間に分けて検討してまいりました。
令和3年度は、北側のバイパス区間において、道路や橋りょうの設計を進めております。
また、南側の現道拡幅区間につきましては、本年11月に地元説明会を開催し、道路の線形や構造について地元の了解が得られたことから、用地測量に着手してまいります。
地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら、事業の推進に取り組んでまいります。
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