トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成28年2月定例会 > 平成28年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (神尾高善議員)
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掲載日:2023年5月16日
Q 神尾高善議員(自民)
最近では、テレビ番組で紹介されたところが大変混雑したり、特に食に対する関心が高いようで、紹介された商品があっと言う間に売り切れたという話題もよく耳にします。先日、東京をキー局とする番組で越生町が取り上げられ、その翌日にはたくさんの方が越生町を訪れてくださったとのお話を聞きました。テレビというマスメディアの影響力の大きさを改めて感じさせられました。
本県では、テレビ埼玉で土曜日の朝9時から「彩の国ニュース ほっと」という30分番組を放送しておりますが、この番組すら多くの県民に知られていません。先日の番組では、バードウォッチングや埼玉の偉人、荻野吟子が特集されておりました。しかし、視聴者の行ってみたいという気持ちにはほど遠いものでした。
そこで、市町村と協力して興味に訴え掛けるような番組にしたらいかがでしょうか。市町村では、テレビを使った広報に取り組むところは意外と少ないようであります。もちろん費用がかかるため、単独では難しいという理由もあるでしょう。県と市町村が費用を分担したり、市町村が共同で作る番組を県が支援したりといろいろな方法は考えられるのではないでしょうか。地域の人が出演することになれば、地域の中で口コミによって広がることが期待できます。視聴率もアップします。県内で人の動きが活発になれば需要も喚起され、県民の方が埼玉をもっと知ることになり、県外に発信することもできると期待できます。
紹介する内容や方法などは地域で練っていただきますが、テレビ局や県、他の市町村のノウハウも共有することができ、地域でもいろいろなアイデアが生まれ、県全体の広報のレベルアップもできます。県として様々な効果が期待できると思いますが、県民生活部長の御所見を伺います。
A 福島 勤 県民生活部長
テレビは非常に大きな影響力を持つメディアですので、本県も、重要な広報媒体と位置づけ、県政広報番組「彩の国ニュースほっと」を放送しております。
直近の視聴率は5.4%で、これは同じ時間帯に放送されている東京キー局の番組に引けを取らない数値でございます。
国勢調査を基に算出すれば、およそ39万人の県民の皆様に視聴をしていただいていることになります。
番組では、県政の動きを分かりやすく伝えるとともに、県内各地の魅力を発信するために、市町村をはじめ、観光協会や商工会議所などの皆様からアドバイスや取材協力をいただきながら企画を立てております。
これまでも、秩父の羊山公園や、嵐山渓谷といった花や紅葉の名所の紹介、北本のトマトカレーや、川越いものスイートポテトといった地域グルメの紹介など、視聴者の関心が高いものを取り上げてまいりました。
また、秩父地域の地元産メープルシロップを使った特産品づくりや、本庄市の郷土料理「つみっこ」などを紹介した時には、精力的に活動されている地元の方々に御出演をお願いし、その魅力を直接伝えていただきました。
テレビ放映は観光客の誘致や特産品のPRなど地域の活性化に大いに役立ちますが、議員お話しのとおり、市町村が単独でテレビによる広報を行うことは、ノウハウや費用の面などで課題もあると考えられます。
そこで、県といたしましては、個々の市町村にスポットをあて、その魅力を紹介するシリーズ企画を「彩の国ニュースほっと」の中に新年度から立ち上げましてテレビによる市町村の情報発信を応援してまいります。
その際には、現地へ多くの方々に足を運んでもらえるよう、アクセスや見どころ情報なども丁寧に告知をしてまいります。
そして、企画づくりや現地取材などに市町村の職員や地域の方々にこれまで以上に関わってもらいまして、現地ならではのアイデアをいただいたり、番組制作のノウハウをお伝えしたりしながら、テレビの様々な活用方法を、一緒に検討していきたいと思います。
今後は、県と市町村の連携を強化し、埼玉県の魅力を多くの県民の皆様に伝えられるよう見て楽しんで出掛けていただけるような番組作りをより一層進めてまいります。
<注意>
氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。
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