トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成28年2月定例会 > 平成28年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (永瀬秀樹議員)
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掲載日:2023年5月16日
Q 永瀬秀樹議員(自民)
20世紀後半の我が国において、経済性重視のインフラ整備の考え方から、特に都市部においては川はコンクリートや鋼矢板護岸による整備などにより人工的な水路になってしまいました。都市部においては裏の存在となってしまった川を今後どのように整備し、表に戻していくのか考えをお聞かせください。
また、埼玉県では、都市部を中心に鋼矢板護岸などによる整備は総延長約263キロメートルに及びます。そのうち約160キロメートルは整備後30年以上が経過し、老朽化が懸念され、早急な対策を講じるべきと考えます。都市部の河川において老朽化対策をどのように進めていくのか、県土整備部長の考えをお聞かせください。
A 浅井義明 県土整備部長
都市部の河川は高度経済成長期の急速な市街化に伴い、頻発する水害に効率的かつ早急に対応するため直立の鋼矢板護岸などによる整備が行われました。
最近では、新たに河川を整備する場合には治水機能だけでなく環境にも配慮した整備を進めております。
治水上の整備が完了した都市部の河川につきましては、これまでの川の再生の取組実績を踏まえながら環境改善の検討をしてまいりたいと考えております。
次に、都市部の河川の老朽化対策でございます。
平成28年度から県では、整備後40年以上が経過した鋼矢板護岸のうち住宅が密集する区間を先行して調査し、老朽化対策の計画を策定する予定です。
治水上の整備が完了した河川施設の老朽化対策について、国が交付金事業の対象に加えるというお話もございますので、今後の動向を注視しながら事業化に向け取り組んでまいります。
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