トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成28年2月定例会 > 平成28年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (石川忠義議員)
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掲載日:2023年5月16日
Q 石川忠義議員(県民)
スケートボードは、1960年代にアメリカで発祥したと言われ、子供から大人まで愛好者がいます。本場のアメリカではプロの選手もおり、スポンサーがつくなど商業的にも重要なスポーツになっています。日本でも、1970年代から少しずつ愛好者が増え、何度かブームがありました。現在では、愛好者のマナーの向上やスポーツとして楽しむ人も増え、若者世代を中心に親子や家族で楽しむ愛好者も増加しています。
また、スケートボード施設を設置する自治体も出てきました。県内では、吉川市が遊水池を利用して設置したアクアパーク吉川、川口市の川口市並木元町南公園スケートパークなどがあります。熊谷市の妻沼運動公園など公園に施設が設置されているタイプもあります。全国では、東京都や千葉県など12の都道府県が、コンクリートで整備したスケートボード施設を設置しています。
一方、埼玉県の県有施設では、越谷市の県民健康福祉村に健康づくりの一環としてローラースケートやスケートボードが楽しめる専用の場所がありますが、施設の形態から、スケートボードの利用ができる範囲は限定的です。
スケートボードは、昨年、2020年東京オリンピックの追加種目として大会組織委員会からIOCに提案されたことなども加わり、今後も若い世代を中心に愛好者の増加とともに、その施設の需要増加が予想されます。昨年の11月9日には、県内のスケートボード愛好者団体から、スケートボードパークの建設を求める要望書も知事に提出されています。昨今のスケートボード愛好者の増加と今後のスケートボードの振興のために、若い世代に大きな需要のあるスケートボードパークを、将来的に敷地の広さに比較的余裕のある県有施設に設置して、県民サービスの向上と交流人口の拡大に役立たせるのはいかがでしょうか。知事の考えをお伺いします。
A 上田清司 知事
スケートボードは、野球やサッカーに比べて、まだ決してメジャーなスポーツとは言えませんが、本年8月開催予定のIOC総会で東京オリンピックの追加競技として決定されれば、若者を中心にあるいは爆発的な人気が出るかもしれません。
また、観るスポーツとしても多くの世代が注目すれば、東京オリンピックの盛り上がりにも寄与するかもしれません。
スケートボードパークは、県内でも5つの市が公園などを活用して設置しているほか、複数の民間事業者がそれぞれ特色を持った施設を8か所設置して運営しております。
現在、公営と民間の施設が県内に比較的バランスよく設置されている。このように認識しています。
御提案の県有施設への設置についてでございますが、県有施設はそれぞれの設置目的がありますので、どこでもという訳にはいかないと思います。
県有施設の中では比較的県営公園がいいのではないか。その場合ももちろん検討しなければならないと思います。
県営公園は、広域的利用を前提に自然、歴史、文化、スポーツなどそれぞれ特色をもって整備をしてきておりますので、スポーツ系の公園が比較的いいのかなという判断はできると思います。
そうなってくると上尾でありあるいは熊谷でありということになりますが、偶然、そのとなり等に、実際、市町村運営の公園などでスケートボードパークが整備されて利用していますので、やや重なる形になって参ります。
こうした点を踏まえて、県がスケートボードパークを設置する必要性については、地域バランスそして市町村や民間との役割分担、こうしたものを総合的にやはり考えるべきではないかというふうに思っております。
今後、オリンピック種目への採用に伴い利用者がどの程度増えるのか、市町村や民間事業者との関係の中で新たな設置が必要かどうか、そうしたことをやはりしっかり見極めないといけないのかな、こんなふうな考え方を現在のところ持っております。
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