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掲載日:2022年8月15日
Q 松井 弘 議員(自民)
さて、東京2020大会では、私の地元朝霞市には、オリンピック・パラリンピックの両大会で射撃会場となる陸上自衛隊朝霞訓練所があります。今年7月13日から15日にかけて、朝霞市立総合体育館において、全日本ライフル射撃競技選手権大会が開催されました。私も当日、会場に行きましたが、全国からえりすぐりの選手が集まり、日頃磨いた腕を競い合いました。ひときわ目を引いたのは、高校生を中心とした若い力です。東京2020大会にも、この中から日本を背負って立つ逸材が現れてくれるだろうと確信したところです。
さて、私は、地元最大のお祭りである彩夏祭の実行委員長を長く務めてきました。この彩夏祭を実行するに当たり、特に意識していたのは子供の参加です。子供たちに様々な体験の機会を提供することは、我々大人たちの役目ではないでしょうか。オリンピック・パラリンピックのような世界的なイベントであればなおのこと、何らかの形で子供たちに関わりを持ってほしいと思うのです。
世界最高峰とも言える東京2020大会での経験は、ポジティブな記憶として子供たちの心に残り、将来の夢や希望を形づくるのではないでしょうか。次世代を担う子供たちの記憶に残るような積極的な取組が必要ではないかと考えます。今までの具体的な取組や今後に向けた検討状況について、県民生活部長に伺います。
A 小島康雄 県民生活部長
オリンピック・パラリンピックを子供たちの記憶に残すためには、子供たちが大会を「学んで知ること」「観て感じること」「自ら参加すること」などの取組が重要であると考えております。
まず、大会を「学んで知る」取組でございます。
現在、県内の全ての県立・市町村立学校が、大会組織委員会からオリンピック・パラリンピック教育実施校の認証を受けており、子供たちは大会の意義や海外の文化などの多様性を学んでおります。
また、県では、平成29年度からオリンピアンやパラリンピアンなどを学校に派遣し、講演会や競技体験の授業を行っており、3年間で1万5,000人の子供たちが参加する予定でございます。
次に、大会を「観て感じる」取組です。
世界一流の選手が繰り広げる競技を観戦し、大会の雰囲気を肌で感じることは、子供たちにとって将来につながる一生の財産になります。
そこで県では、子供たちに県内の競技会場などで観戦の機会を提供するため、約9万枚のチケットを確保する予算を今議会にお願いをしているところでございます。
子供たちは観戦前に参加国の歴史・文化などを学習するとともに、観戦後には学校内で成果発表会を行うなど、すべての子供たちの夢や希望を育くむ貴重な機会となるよう工夫をしてまいります。
次に、大会に「自ら参加する」取組としては、子供たちを対象とするボランティア体験プログラムの実施を検討しています。
海外からの観戦客と外国語であいさつしたり道案内をするなど直接交流することで、子供たちは世界に目を向け多様な文化を学ぶことができます。
今後、市町村と協力して、多くの子供たちにボランティアとして参加いただけるよう準備を進めてまいります。
県といたしましては、オリンピック・パラリンピックが次世代を担う子供たちの記憶に残り、将来の夢や希望を形づくる取組を積極的に進めてまいります。
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