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掲載日:2021年12月15日
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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
【栄養士】
三澤 一聖(みさわ いっせい)
日高特別支援学校 主任(令和2年4月1日現在)
平成19年 4月採用 川越工業高等学校定時制課程
平成24年 4月 川島ひばりが丘特別支援学校
令和2年 4月 現所属
成長期を迎える子供たちを「食」を通して支えられることに、やりがいを感じています。
※写真は、コロナ対策を実施した上で一時的にマスクを外しています。
職員全員が子供たちの学びの場をより良くしようと努力していることが伝わってくる職場です。異動して間もない私にも意見を求めてくれますし、時に改善が必要な点があれば私も厳しく指摘されます。私は早くからチームの一員になれたようで嬉しく思い、自らの職責を果たすことができるようにと一段と意識が高まりました。
そんな厳しい面を持つ同僚も、会議や一通りの意見を言い終えたら、親友のような関係に早変わりするところが面白いですね
※写真は、コロナ対策を実施した上で一時的にマスクを外しています。
時刻 | スケジュール |
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8:00 8:30 9:00 9:30 11:00 11:30 12:00 13:20 14:00 14:30 16:00 17:00 17:30 17:50 18:40 19:30 20:15 21:00 22:00 |
出勤・メールチェック 職員朝会 納品された食材の鮮度チェック 事務作業(献立作成・教材作成・報告文書作成等) 調理の進行状況の確認 配膳 校内巡回と食事指導 昼食 翌日の調理工程について打ち合わせ 事務作業・調味料等の納品があれば鮮度チェック 職員会議 退庁 学童へお迎え 宿題のチェック・自主学習の見守り・家事 お風呂 夕食 余暇 子供の就寝準備 就寝 |
大変だったなと思うことは、緻密な栄養計算、食物アレルギー対応、給食試食会の提案、食に関する指導の準備、各研修のレポート作成等、あげていくときりがないです。
しかし、それ以上に嬉しいこと、感動したことが多いので苦にならないというのが率直な感想です。給食に携わる仕事をしていると、思いがけない瞬間に心が弾むような出来事に巡り合うことができます。給食を完食した食器を見たとき、満面の笑顔で給食のリクエストを伝えに来てくれたとき、アレルギー対応に関し、保護者から感謝の言葉をいただいたとき、自らが考案した企画が成功した時など、こちらもあげていくときりがありません。
上手くいかないことがあれば、上手くいくこともある。それらすべてが学校栄養職員の醍醐味だと思います。
きっかけは大学の恩師に採用試験の受験を勧められたことです。
採用後、初任者研修のなかで、埼玉県をより深く知る機会があり、農業、畜産、流通など埼玉県職員だからこそ知ることができる情報に巡り合うことができました。埼玉県という組織の情報量は多く、定年退職を迎えるまでにすべてを把握することは難しいかもしれません。だからこそ、日々新しい発見があり、心を躍らせてくれます。
そのほか、家庭を持つ身として改めて、福利厚生が充実していることに気付かされました。冬場は、子供のインフルエンザ予防接種の補助が嬉しいです。
私自身は、初任の時から変わらず“こだわりのない栄養士”を目指しています。人は経験を重ねるほど、「この場面ではこの解決策を」「この問題にはこの回答を」と、とっさに最善策を導き出せるようになります。しかし、時としてこの豊富な経験が柔軟な発想を邪魔する要因となってしまうことがあります。いいと思ったアイディアや発想は、小学1年生の意見でも積極的に取り入れ、『全国に誇れる埼玉の給食』を実現していきたいと思います。
夫婦共働きなので、休日はまず自宅の大掃除から始まります。隅々まできれいにし、すっきりしたところで、息子二人のバスケットボールの練習に付き合っています。私も学生時代はバスケットボールに熱中していたので、子供たちがバスケットボールを選んでくれたことが本当に嬉しく、日が暮れるまで遊んでいます。
一般教養は、関連の参考書を一冊購入し、一通り問題を解いてみてください。当然ですが、学生時代に習っていない問題は出題されません。教養問題に自信のない方もいると思いますが、それは問題の解き方を忘れているだけです。記憶は確かに眠っていますが、参考書を一度解いて記憶を呼び起こすと、自然とそれが自信に変わっていくと思います。論文の書き方も忘れずに準備しておいてください。
専門(栄養)分野は、授業中に取っていたであろうノートと過去に作成したレポート等をよく見直してください。その他、ネットで管理栄養士の過去問題が閲覧できますので、うまく活用してください。
面接は、最低限のマナーを身につけることを意識しました。また、自分をよく見せようと思わず普段のまま臨むといいと思います。
まずは、体調を崩さぬよう計画的に受験の準備を進めてください。
最後に一つ、テレビで埼玉県特集をやると『ダ埼玉』『ク埼玉』などと流れることもありますが…、悔しいですね。
埼玉県職員を目指している皆さんの熱意が、埼玉県をより発展させる原動力となります。一緒に頑張りましょう!
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