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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
平成 29年 4月採用 | 埼玉県立がんセンター 管財担当 |
平成 30年 4月 | 埼玉県立がんセンター 会計担当 |
令和 2年 4月 | 現所属 |
主な仕事内容は、埼玉県のアニメツーリズム振興です。埼玉県はアニメの舞台地となることが多く、その環境を活かしてアニメツーリズムを推進してきました。それらはいわゆる「アニメ聖地」と呼ばれるわけですが、そんなスポットを様々な手法で紹介するのが私の主な仕事です。もちろんツーリズムなので、アニメを知ってもらうだけでなく、実際に観光に来てもらうことを重視しており、埼玉県で行われる”アニメと観光”をテーマとしたアニメ・マンガの総合イベントである「アニ玉祭」をはじめ、スタンプラリーやパンフレットの作成など様々な事業を展開しています。また、埼玉県が舞台として有名な「クレヨンしんちゃん」も埼玉観光サポーターとして活用しています。それ以外では、国内向けの観光施策全般を扱っている担当なので、埼玉県内全域の観光PRやパンフレット作成、埼玉県物産観光協会と連携した県産品PRやイベント出展なども行っています。その他にも、eスポーツの担当でもあるので、県内で行われるeスポーツイベントとコラボして観光PRをするなど、とにかく様々な分野において埼玉県の観光情報を発信しています。
観光をPRする部署なので、明るく元気があります。また、県内市町村のパンフレットをはじめとした様々な観光地情報に囲まれており、常に新鮮な情報が入ってくる楽しい環境でもあります。場合によっては、テレビやラジオに出演することもあるので非常に刺激のある職場です。
時刻 | スケジュール |
8:20 8:30 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:30 18:15 18:30 19:30 20:00 23:00 |
出勤 メールチェック等 アニメ関係企画書作成 クレヨンしんちゃん活用について事業者打合せ アニメ関係企画書作成 昼食 照会回答関係とりまとめ 課内関係部署とアニ玉祭の関係で打合せ アニメ関係補助金申請書作成 eスポーツ関係事務処理 退庁 帰宅 テレビなど 就寝 |
印象的かつ大変だったことは、上述したアニ玉祭でのアニメ作品とのコラボ商品を作成したことです。アニ玉祭に関しては、開催するだけではなく経済効果も求められており、例年、県は県産品とアニメのコラボ商品展開などをして、実績をあげてきました。ただ、ここ2年間は感染症の影響からアニ玉祭はオンライン開催であり、実際に販売するなどの環境を整えるのが非常に難しい状況でした。そのような中で、県の特産品などを販売するECサイト(ネットショップ)を立ち上げるという話があり、県内の事業者と協力して、描き下ろしイラストを使ったオリジナル商品をECサイト「ちょこたび埼玉オンラインストア」で販売してもらうようにしました。版権の関係など調整には非常に苦労しましたが、その甲斐あってかその時点での1日の最高売り上げを記録し、非常に嬉しかった記憶があります。SNSなどでも喜びの声を多数いただき、とてもやりがいのある事業だと感じました。
人に対して恩返しをしたい。その中でも、私を育ててくれたこの埼玉県に対して何か貢献したいと思ったことがきっかけです。私事ですが、実は過去に日本を歩いて旅をしていたことがあり、その中で見ず知らずの私を様々な人が助けてくれたことがありました。自分が受けた恩を自分の住んでいる土地で返すことができたら、それ以上のことはないなと思ったことが埼玉県を志望した理由です。
県職員になって良かったことは、自分が行った事業などが街中などで展開されている様子を見られることです。家族や友人と出かけた際など、手掛けている事業を自ら紹介できることはモチベーションアップにつながっていますし、県職員だからこそここまで大きいことができていると実感します。
引き続き地域振興に関わっていきたいと考えています。現在は観光という観点から様々な企画などを行っていますが、今後は文化振興や農産物振興など、より多角的な観点から埼玉県の魅力をPRしていければと考えています。その上で目指す職員像としては、さまざまな方向へアンテナを張り、常にアイデアを出し続けていけるような、そんな職員になれたらと思っています。
趣味が旅行なので隙あらば一人で旅行をしています。今はコロナでなかなか旅行ができない日々が続いていますが、コロナ禍以前では、海外も含めよく行っていました。あと、最近は少しできていないのですが登山やベースギターを趣味でやっていたりもします。その他は、家でお酒を飲みながらアニメ鑑賞するのが最近の休日の過ごし方です。
筆記試験は科目数が非常に多いので、一つに集中せず飽きたら違う科目に移るなどバランスよくやるのが良いと思います。特に専門科目は内容が難しいものが多いので教養科目と交互にやるなど、根詰めすぎないように心がけていました。また、面接の対策は非常に重要です。苦手に思う方が多い面接ですが、一番配点が高いので、ここをしっかりとやる価値はあります。アドバイスとしては、必ず自分が体験したことや、自分で考えたことを話すようにすること。他人が用意した内容では、頭が真っ白になってしまった時に自力で話すことができません。逆に自分の経験に基づいた内容であれば具体的かつ気持ちが乗った受け答えになり、相手に伝わりやすくなると思います。
埼玉県はとにかく伸びしろがある県だと思っています。特にここ数年での埼玉県の盛り上がりは目を見張るものがあります。大河ドラマの主役となった渋沢栄一やところざわサクラタウンの開業などがその例です。試験勉強は非常に大変だと思いますが、今勢いのあるこの埼玉県を一緒に盛り上げていきましょう!皆さんと一緒に働くことが出来るのを楽しみにしています!