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掲載日:2024年3月25日
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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
【設備】
石渡 将己(いしわた まさみ)
企業局 大久保浄水場 機械施設部 高圧ガス施設担当 技師(令和2年4月1日現在)
平成31年4月採用 現所属
私は河川から水を取り込んで水道水を作る浄水場に勤務しています。主な仕事は、河川水の消毒に使用する塩素を取り扱う設備を管理することです。当浄水場で使用する塩素は、扱いが特に注意を要する特定高圧ガスに指定されています。そのため、定期的な設備の点検が必要になり、私はその塩素設備全体の点検業務を監督しています。点検を行うに当たっては、設備内の塩素を除去して点検ができる環境を整えたり、塩素の供給を継続しながら設備切替を安全に行ったりする必要があります。塩素設備に不具合が生じれば不具合箇所を直し、正常に使用できる状態にしなければならないので、点検の日程や周辺設備への影響を把握し、逆算していつまでに何を行わなければならないか、自ら考えて上司に相談し、実行に移さなければなりません。その調整を適切に行わないと、点検スケジュールが大幅に遅れ、最悪の場合、水道水の安定供給に影響を与えかねないので、浄水場の管理において重要な役割を担っている仕事だと思います。
やりがいは、塩素設備の運用について上司や仲間とともに知恵を出し合いコントロールできることです。塩素設備の点検業務監督員として自分が舵を切って管理する気持ちで仕事を行い、その結果、毎日皆様の口に入る安全安心な水道水ができていると思うと、とてもやりがいを感じます。
親切な人が多いので、周囲の人に相談がしやすく、仕事がはかどる楽しい職場です。
また、昨年1月に子供が生まれるタイミングで出産補助休暇や男性の育児参加のための休暇を取得し、2週間ほど休ませていただきましたが、休暇中の私の仕事を同僚の方たちが快く引き受けてくださったので、家庭と仕事を両立させやすい職場環境だと感じました。
時刻 | スケジュール |
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8:10 8:15 8:30 8:35 8:40 8:50 11:30 12:00 13:00 13:10 16:30 16:40 17:00 17:15 18:00 19:00 20:00 21:00 24:00 |
出勤 1日のスケジュール確認 朝の担当ミーティング メールチェック 業者と高圧ガス設備の点検、作業に関する打ち合わせ 点検作業の監督 設備切替作業の手順書の最終チェック 昼食 設備切替作業の打ち合わせ 設備切替実施 切替終了・切替箇所の点検 業者の作業報告・書類提出 提出書類のチェック 退庁 帰宅・子供と遊ぶ 夕食 子供をお風呂に入れる・家事 自由時間 就寝 |
河川で突発的にかび臭気物質の濃度が上昇して、急遽塩素消費量が想定を大幅に超える事態が起きたときのことが印象に残っています。普段は塩素を計画的に受け入れることで、十分な保有量を確保しています。しかし、河川の水質悪化により塩素消費量が急遽通常の2倍となり、しばらくの間、水を消毒するために通常時よりも多くの塩素を使用しなければならない予測が立てられたことから、早急な塩素受入計画の見直しが必要になりました。私は塩素消費量のシミュレーションを行い、どのくらい受入回数を追加で確保すれば浄水場の運用が保てるかを判断し、塩素の発注業務を行う職員と打合せを行い、可能な限り受入回数を確保しました。しかし、担当内で最善を尽くしても塩素が不足する見通しだったので、水道水の供給を調整する職員や、浄水場設備全体の監視と遠隔操作をする職員がコントロールを行い、チーム一丸となってこの問題に取り組みました。この出来事から、24時間365日絶えず、安定した水の供給を維持する大変さや、異常事態であっても絶対に水の供給を止めないという職員のプロ意識を感じました。
志望動機は、人の生活を支える仕事が行いたかったからです。学生の時、東日本大震災の被害を目の当たりにして、24時間365日あることが当然の生活インフラがなくなったとき、生活が不便になることを強く感じたことで、生活インフラの重要性を知りました。そのことから、人の生活を支えるインフラの仕事に就きたいと思い、最初は通信業界の企業に就職しました。そこでは、光回線とメタル回線の管理や光回線のエリアを拡大の検討をする仕事をしました。しかし、人の生活を支える仕事として公務員の仕事をしたいという気持ちが強くなったこと、また、2~3年に1度、東京と地方の間で転勤をする職場環境に対して負担を感じたことから、生まれ育った埼玉県の仕事を志望しました。埼玉県庁では浄水場の職員として、水道水というインフラの仕事に携わることで人の生活を支える仕事ができ、転勤も埼玉県内なので、ワークライフバランスが良いところだと思っています。
目標にする職員として意識していることは2点です。1点目は、自分の仕事を責任をもって行い、先を読んで自主的に対策を考えられる職員であることです。2点目は、現在の仕事の知識だけでなく、他分野の知識の幅を広げる努力ができる職員であることです。この目標を実現するために、人から頼まれる前に先読みして考え行動に移すことを意識したり、他分野の知識に関しては、電気主任技術者試験などの資格試験に挑戦しています。
家や近所の公園で子供と遊んでいます。最近はミラーレスカメラを購入したので、子供の写真を撮ることを趣味にしています。まだ1歳なので、写真を撮るのも大変ですが、いい写真が撮れたとき、とても幸せな気分になります。その他は、妻と家事や育児を分担して行っています。積極的に家事や育児に参加できているのは残業が少なく、週2日休みがしっかり取れ、年次休暇も取得しやすい職場だからだと思います。
就職活動は孤独な戦いになりますが、ぜひ協力者を探して他の人の力を借りてください。特に、仕事をしながら転職活動をされている方は、周りに話すことができず、自分だけで抱え込んでしまうと思います。私の場合は、妻や大学の研究室の先輩に相談したり、模擬面接をしてもらいました。周りの方に相談することで、自分自身を客観的に見ることができ、受験もうまくいくと思います。 参考までに、私は新方式の設備Ⅰで受験しましたが、1次試験の対策期間として1ヶ月半、プレゼンテーション資料の作成期間として1~2週間、面接対策として1ヶ月位の時間をかけました。勉強時間は平日3時間、休日6時間位でした。特に注意が必要なのはプレゼンテーションの資料作成だと思います。テーマが与えられてから試験までの期間が短いので、最初にスケジュールを立てて効率的に資料作成を行うことをお勧めします。
私の場合は転職する決意をしたのがとても遅かったので、対策期間が短かったのですが、その中でも諦めず努力したことが功をなしたと思っています。公務員試験は対策に時間がかかりますが、民間企業を主な就職活動先として考えている学生や転職を考えている社会人にも十分に合格の可能性があるので、是非頑張って頂きたいと思っています。
一番伝えたいことは、試験勉強の開始が遅れたとしても、就職活動や仕事で忙しくてなかなか勉強時間が取れなくても、合格する可能性は十分にあるということです。私の場合は新方式で受験したのですが、1ヶ月半前から前職の仕事をしつつ勉強して合格することができました。合格できた理由は、新方式の一次試験が専門科目のみの試験で、プレゼンテーションと面接重視の試験方式だったので、短い勉強時間でも試験対策ができたからです。もちろん、対策は早いに越したことはないですが、勉強時間がないからといって、諦めないでほしいと思っています。
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