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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
平成26年 10月採用 | 保健医療部 鴻巣保健所 総務・地域保健推進担当 |
平成28年 10月 | 総務部 人事課 人事管理担当 |
平成31年 4月 | 福祉部 高齢者福祉課 介護人材担当 |
令和 4年 4月 | 総務部 人事課 自治大学校派遣 |
令和 4 年 9月 | 現所属 |
県の広報テレビ・ラジオ番組づくりに携わっています。ラジオ「朝情報★埼玉」(NACK5で放送)では県の事業やお知らせを放送。テレビは「いまドキッ!埼玉」(テレビ埼玉で放送)で、県事業や観光、食、花、伝統文化など旬の県内情報をお届けしています。
テレビ・ラジオとも、放送の2~3か月前に庁内の希望や担当者が掴んだ旬なネタを基に企画を決めていきます。私は主に担当者が作成・調整した企画書や台本、原稿等を確認する役割を担っており、必要な要素が盛り込まれているか、県として不適切な表現はないかなどに注意しています。
番組視聴者から「たまたま番組を見て、身近な情報を知れて興味が湧いた」「毎回楽しみにしている」「(県の事業について)知らなかったのでためになる」などうれしいお言葉をいただいたときに、次も頑張ろうと思います。
広報課には、放送や出版、デザインなどの経験を持つ非常勤職員も多く、クリエイティブな面々の支えに担当者も大いに刺激を受けています。皆、広報媒体に対する熱意やこだわりももちろんありますが、課内は風通しがよく相談を投げかけると親身になってくれます。
私もその一助になりたいので、私に相談してくれるときは皆の持つこだわりと、完成までのスケジュール感とのちょうどいいところを探しながら背中を押すように努めています。
時刻 | スケジュール |
8:15 8:30 9:05 10:00 12:00 13:00 14:30 15:00 17:00 18:00 |
出勤 メールチェック テレビ番組で放送するVTRのチェック、修正連絡 2~3週間後に放送する自分の担当コーナーの取材調整 昼食 ラジオ原稿の監修 テレビ番組収録のためテレ玉へ出張 リハーサル・本番収録 今後の番組企画についてテレ玉と会議 退庁 |
県の広報を行う仕事に携わるとはこれまで考えたことがなく、また、主査となり初めて部下を持ったことから、現在の職場に異動後は難しさを感じることばかりでした。
広報の苦労としては、地域バランスはどうか、この企業を特集するにふさわしい理由があるかなど分からないことばかりでしたが、皆と仕事をするにつれ、県内各地の特色や分かりやすい言葉の表現を含めた広報手法などを学ぶことができ、成長につながっている気がします。
多くの人々の助けになる仕事をしたいと、医薬品の研究者を目指した時期もありましたが、新薬を開発する難しさを感じ方向転換しました。そこから、「数十年働く中で成果が見えて、広域的な仕事に就きたい」という気持ちで職を探し、県職員となりました。県の発展や県民の皆さん、事業者等への支援に貢献できるので結果的に良かったなと感じます。
友人や以前の職場の同僚・先輩方などとご飯に行く時間を大事にしています。お互いを尊重しながらも、考えを話し、聞くことで職場だけでは得られない新たな学びにつながることも多いです。
県職員は数年ごとに異動があるため、活躍の場は多岐にわたります。事業の企画運営、予算折衝、県民の方への直接的な支援や法規など、異動先の業務をなんでも柔軟に進められる優秀な先輩方がたくさんいらっしゃいます。
私自身はオールラウンダーには程遠く、得意分野はありません。ただ、県の仕事は一人では完結しないということはよく分かっているので、今後も職場や関係する方との関わりを大切にしていきたいと思います。
サークル活動やボランティア活動、アルバイトなど取り組む中で課題意識を持ち議論し、広く物事を捉えられるようになるといいと思います。
県を取り巻く環境は楽観視できるものではなく、人口減少や財政面など、様々な問題に直面していきます。現在は、コロナ禍を経て世の中的にもデジタル化が進んでいることから、既存の事業でもデジタル融合をすることで効果的・効率的な運営を図り予算を抑えられないかなど、常に変化やアイデアを求められています。「公務員は安定」というイメージだけでは入庁後に大きなギャップを感じるかもしれません。柔らか頭の皆さんと、ぜひ一緒に働けたらと思います。