先輩職員からのメッセージ

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。

【設備(機械)】　福田 隼人

都市整備部　営繕・公園事務所　設備担当　主任（令和5年4月1日現在）

異動歴

年月	所属
平成23年   4月採用	危機管理防災部　化学保安課　液化石油ガス担当
平成26年   4月	病院局　循環器・呼吸器病センター　管財担当
平成29年   4月	病院局　経営管理課　県立病院施設整備担当
平成29年   4月	総務部　管財課　設備担当
令和  3年   4月	現所属

 

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

営繕・公園事務所では、県有施設の新築工事や改修工事に携わっています。設計業務の発注・監理から始まり、設計図をもとに工事期間や費用を計算し、工事の発注・監理を行い、最終的には施工を完了させ施設に引き渡すまでの一連の流れが業務となります。

私たちの仕事には複数の現場を同時進行で設計・工事するための進捗管理能力や、予測できないトラブルに対応する力などが求められます。思ったように進まず苦労することもありますが、そのような困難を乗り越えて工事を完成させ、無事に引き渡しを終えると大きな達成感が得られます。

また、自身の仕事の結果が目に見える形で残るというのがやりがいにつながっています。

 

職場の雰囲気を教えてください。

各職員が個別に案件を持っており比較的自由に仕事を進められ、また同じ職場に同じ専門職が多く在籍しています。自由に仕事ができるからといって完全に放任されているわけではなく、分からない点があればすぐに経験豊富な上司や先輩職員に相談できるので、安心して設備職としての経験を積むことができます。

また、自分のペースで仕事を進めることができるので、休暇が非常に取得しやすいです。

 

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

時刻	スケジュール
8:15   8:30     9:00 12:00 13:30 14:30 15:30 17:15	出勤 1日のスケジュール確認 メールチェック 発注予定案件の内容確認及び資料作成 昼食 現場にて施工業者・施設管理者と打合せ 施工現場確認・指示出し 工事内容の変更に関する資料作成 退庁

 

今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、嬉しかったことについて教えてください。

大きなプロジェクトを無事に完了させた際の達成感はどの部署でも共通していますが、営繕・公園事務所での経験で特に印象に残っているのが、くまがやドームにおける空調設備の新設プロジェクトです。

このプロジェクトは、運動施設に快適な環境を提供するためのものでした。施設の規模の大きさから、施工上さまざまな課題が立ちはだかりましたが、困難を乗り越えて工事を無事に完成させた後、多くの利用者から喜びの声をいただいたときには、大きな達成感を感じました。

さらに、この工事は出来栄えが良かったことから高い評価を受け、表彰されることとなりました。自らが担当し施工監理を行った工事が表彰されるという光栄な瞬間は、私にとって非常に感慨深いものでした。

 

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になって良かったと思うことを教えてください。

埼玉県は現在に至るまで、都道府県別の魅力度ランキングでずっと下位に位置し続けています。その現状を歯がゆく感じ、私の力が埼玉県の魅力を伝える一助になれればと思い、埼玉県職員となることを志望しました。

埼玉県職員になってよかったと思うことは、幅広い業務を経験できることです。基本的に数年毎に異動するため、各部署で通常の企業では行うことがない多くの経験を積むことができるのが魅力です。

 

休日や余暇の過ごし方を教えてください。　

インドア派なので休日は家の中にいることが多く、ケーキや焼き菓子などを作ったり、友人たちとボードゲームをしたりして過ごしています。また、動かずに甘いものを食べており体型が気になるところなので、都度筋トレや有酸素運動をするように留意しています。

 

埼玉県の未来を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいかを教えてください。

これまで、許認可、施設管理、施工監理といった様々な部署で幅広い業務に携わる中で、多岐にわたるスキルを身に付けることができました。これからも設備職の領域で新たな経験を積むことを目指し、さらなる成長を遂げ、どの部署でも活躍できる万能な人材になりたいという意欲を抱いています。

将来的には、より多くの業務に挑戦し、異なる領域での専門性を高めていきたいと考えています。経験と知識を活かし、どの部署でも適切かつ効果的なサポートを提供できるよう、努力と学びを惜しまない姿勢で挑戦していきます。

 

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

筆記試験では、高校物理の内容と大学での工学的な問題が出題されるので、工学部に所属している場合は大学での試験対策がそのまま埼玉県の筆記試験対策になります。

面接試験では、自分の長所・短所や学生時代に力を入れたことなどの一般事項のほか、埼玉県の主要施策や時事ニュースについて質問されることが多いです。埼玉県のホームページで埼玉県5か年計画等の政策を調べること、埼玉新聞を読むことなどが対策として挙げられます。

 

埼玉県を目指す方（受験希望者）へメッセージをお願いします。

埼玉県の設備職は、部署によって様々な業務を行っています。そして、そのすべてが県民の生活に直結するものです。ただ、一般的に公務員が行う仕事としてイメージするものとは異なる業務もありますので、入庁してから「想像していた仕事と違う」とならないように、事前に埼玉県が開催する説明会に参加しておくことをお勧めします。

これからの埼玉県を担う皆様と一緒に働けることを楽しみにしています。