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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
平成22年 4月採用 | 保健医療部 衛生研究所深谷支所 感染症担当 |
平成25年 4月 | 保健医療部 食肉衛生検査センター北部支所 食肉検査担当 |
平成28年 4月 | 保健医療部 鴻巣保健所 生活衛生・薬事担当 |
平成31年 4月 | 現所属 |
衛生研究所臨床微生物担当では、感染症法に基づき、赤痢や腸管出血性大腸菌感染症などの腸管系細菌感染症、レジオネラ症や結核などの呼吸器系細菌感染症等に関する検査・研究を実施しています。具体的には、患者の病原体の詳細な解析、患者と接触した人の検便や結核感染診断などがあります。
現在の仕事は直接県民と顔を合わせる機会がほぼありません。しかし、間接的に県民の安心・安全に寄与できるものです。そのことにやりがいを感じています。
現在の職場は静かな所にあり、仕事である検査・研究には丁度いいです。職員は若手からベテランの方まで計9名おり、ベテランの方からはわからないことや専門知識を教えていただいたり、若手からは逆に質問されることで自身の知識を再確認したりと良い刺激となっています。仕事の性質上チームで仕事をすることが多いので、良い人間関係の中で連携を取りながら業務に取り組めています。
時刻 | スケジュール |
8:00 8:30 8:45 9:00 12:00 13:00 15:30 16:00 16:45 17:15 |
出勤 1日のスケジュール確認 検査準備 検査開始 昼食 検査再開 検査終了・後片付け 成績書作成 翌日の予定確認・打ち合わせ 退庁 |
※検査の空き時間に適宜休憩を入れます。
採用1年目に発生した集団感染事例が一番印象に残っています。採用から約2か月が経ち、自分の仕事を何となく理解し始めたころの出来事でした。最終的には延べ100人以上の検体を検査することになりましたが、当時の担当は私を含め3名しかおらず、毎日朝から晩まで土日も関係なく、ひたすら検査を繰り返す日々でした。そのため、他の担当の方にも手伝っていただくほどでした。非常に大変でしたが、有事の際には職場全体で協力して対応にあたるということを実際に経験し、職場の仲間の心強さを感じるとともに、仕事に対する心構えができた体験でした。
志望理由としては、埼玉県出身であり在住であることが挙げられます。自分が生まれ育った場所で仕事という形で貢献できることがあれば、と考えました。
埼玉県職員になって良かったと思うことは、多様なフィールドがあるといわれる本県で、これまで様々な職場を経験できたことです。色々な方と一緒に仕事をしたことで、自分の知識や考え方がブラッシュアップされました。また、人脈が増えるので、相談や情報交換が密にできるようになり、現職場においても重宝しています。
現在の職場では、様々な感染症の検査を実施していますが、知識の更新であったり、日進月歩で向上する検査技術であったりと、まだまだ改善していきたいところがあります。これからはより多くの感染症に対応できるような検査体制の構築や、最新技術を導入できるような取り組みをしていきたいです。そして、得られた情報を県民の皆様に還元していきたいです。
以前であれば、映画鑑賞や美術鑑賞、スポーツ観戦に出かけることがありました。また、職場の方々とテニスをすることもありました。現在は自宅にいる時間が多くなりましたので、その分読書が増えました。
教養試験対策として、市販の問題集を利用していました。面接対策としては、県職員としてやりたいことを持っておくと良いかもしれません。また、できれば自然体で面接に臨めると良いでしょう。
埼玉県に興味を持っていただきありがとうございます。公務員獣医師というのは様々な仕事に関わるチャンスがあります。是非ご自身で体験していただき、自分に合った仕事に携わってもらいたいです。