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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
平成28年 4月採用 | 保健医療部 疾病対策課 指定難病対策担当 |
平成31年 4月 | 病院局 埼玉県立小児医療センター 医事・経営担当 |
令和 3年 4月 | 農林部 農業ビジネス支援課 農地活用担当 |
令和 5年 4月 | 現所属 |
県民から選ばれた議員で構成される県議会において、主に本会議や委員会などの会議の運営に関する事務を担っています。私の主な仕事は、委員会の運営補助や行政視察の調整です。議会開会中は、委員会が滞りなく行われるよう、議員や執行機関と事前に打ち合わせを重ね、委員会当日の委員長の議事進行をサポートし、議会閉会中は視察先と事務的な調整を進め、視察に随行します。委員会では、県政に重要な議案や課題が専門的に審議され、議員による詳細な質問と執行機関の幹部による答弁が繰り広げられます。
県政のタイムリーな話題や他自治体の先進事例に触れることで、自分の知識や思考の幅を広げることができるのは、他では得難い経験です。
議会運営が円滑に進むよう、少しでも懸念点があれば、課内で共有し合う体制が整っており、風通しはとてもよいと思います。また、議会開会中は職員それぞれに細かな役割があり、互いに連携して業務を遂行しているので、誰とでも気軽に話し合える関係にあります。私の所属する担当には8人の職員がいますが、全員が主査級で世代も近く、大学時代の研究室のような和気あいあいとした雰囲気が漂っています。お互いに業務内容も把握しているので、自然とフォローし合い、これまで子供の病気で急遽休まなければならなくなった場面などで、何度も助けてもらいました。
時刻 | スケジュール |
7:15 8:45 9:00 9:15 10:00 11:30 12:00 12:45 15:00 17:00 17:35 19:00 19:45 20:15 21:00 |
子供の保育園送り 出勤 メール、Zoomチェック 委員長と打合せ 本会議参加(議場内連絡) 執行機関と打合せ 昼食(お弁当注文) 委員会資料作成 会議録作成 委員会資料配布準備 退庁 帰宅、家族で食事 子供と入浴 家事 子供と入眠
※育児介護特例勤務時間制度と特例休憩時間制度を利用しているため、 勤務時間が(午前)9:00~12:00、(午後)12:45~17:30となっています。 |
最初の配属先での指定難病医療給付制度に係る仕事は印象に残っています。法施行後間もない時期で、私は継続申請に係る事務を担当していましたが、限られた期間内に膨大な申請を処理する必要がありました。大変な作業でしたが、周りの上司や同僚が支えてくれ、申請窓口となる保健所の職員とは時に激しい議論を交わしながらも、こちらの思いも理解して協力してくれた時はとてもうれしく感じ、皆のためにも最後まで頑張ろうと思った記憶があります。
私は転職組ですが、前職では勤務地の関係で妻との同居が難しかったため、異動があっても転勤の必要がなく、また、様々な分野の業務を幅広く経験でき、世の中の動向を把握しながら未来のためにすべきことを考えて実行し、その成果を現場で実感できるような仕事がしたいと思ったことが志望理由です。
病院や議会事務局など、入庁前は想像もしなかったような職場で様々な分野の方々の考えに触れることができるとき、また、作文能力・交渉力・実行力など様々な能力に秀でた職員が身近にいて、そうした方々と一緒に仕事をして経験を積むことで自分の成長を実感するとき、埼玉県職員になってよかったと感じます。
育児介護特例勤務時間制度と特例休憩時間制度を利用することで、平日でも朝と夜に子どもと過ごす時間を確保するようにしています。保育園の送迎をするときはテレワークを活用することもあり、様々な制度を最大限活用して、仕事とプライベートの両立を図っています。休日は家族で出掛けることが多く、子どもの笑顔や純粋な言動に日々癒されています。
広い視野で物事を捉え、子どもの未来を明るくするために必要な施策を部局横断的に考え、実行できる職員になりたいです。
前職の仕事を続けながら試験に挑んだこともあり、筆記試験の勉強は最小限にして、配点の高い面接試験の対策を入念にしました。仕事をしていて優秀だと感じる人に共通していたのが、話が「簡潔」、「初めて聞く人でも理解しやすい」、「暗記調ではなく、感情を込めて述べている」ことだったので、そうしたことを意識して面接に臨みました。自分の伝えたいことを相手に心地よく聞いてもらえる言葉を見つけるため、受験者役と試験官役、それぞれの立場で面接の練習をしてみるのもいいかもしれません。
仕事のモチベーションを保つ上で、どんな仕事がしたいかも重要な要素だと思いますが、どんな人と仕事がしたいかも私の中ではとても大切な要素です。少なくとも私は、これまでどの職場でも一緒に働けて良かったと思える上司と同僚がいました。今、これをご覧になっているということは、埼玉県に多かれ少なかれ興味を持ってくれているのだと思います。それだけでウェルカムです。埼玉県の未来のため、皆さんと一緒に仕事ができる日が来ることを楽しみにしています。