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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
平成30年10月採用 | 環境部 産業廃棄物指導課 監視・指導・撤去担当 |
令和 3年 4月 | 環境部 西部環境管理事務所 大気水質担当 |
令和 5年 4月 | 現所属 |
大気や河川等の環境を守るため、工場、事業場に立入検査を実施し法令を遵守するよう指導を行っています。
工場、事業場から出る排ガスや排水が環境を汚染しないよう、施設を設置する際は事前に行政へ届け出る義務があります。また、排ガスや排水には基準値があり、施設の設置者は基準値を超えないよう適正に管理する必要があります。
私達が行う立入検査では主に、施設の状況が届出と相違ないか、排ガスや排水を採取して基準値を超えていないかを確認します。工場見学のようですが、専門性の高い機械が多く、問題がないかをチェックするのはとても大変です。工場の方に聞き取りをしたり、同行する先輩にフォローしてもらいながら立入検査を行っています。難しいことも多いですが、立入検査が無事終わったときにはやりがいを感じます。
また、魚が大量に死んでいる等、河川で異常が発生した際は、原因究明と原因者への指導を行っています。原因が判明し、河川が元の姿に戻ったときは達成感を感じます。
基本的には各自が仕事に集中していますが、「話しかけてもいいかな?今忙しいかな?」と悩むことなく気軽に相談できる環境です。
相談すると詳しいアドバイスをいただけるので「何が起きても大丈夫」と安心して仕事ができています。
時刻 | スケジュール |
8:20 8:30 8:45 9:00 10:00 12:00 13:00 15:30 17:30 |
出勤 メールチェック 事業所への立入準備 先輩職員と車で検査に出発 工場への立入検査 カフェで昼食(パンケーキ) 河川の現地調査 帰所、業務報告書の作成 退庁 |
「水と環境と綾瀬川」をテーマに県政出前講座を行ったことが印象に残っています。県政出前講座とは、県の職員が地域で行われる集会や団体の会議、学校の授業などにお伺いし、県政についてわかりやすく説明するものです。
私はとある中学校にお伺いし、中学1年生の皆さんに水の状態を簡易的に測定できるパックテストを用いた演習を担当しました。担当内で相談しながら内容を決め、備品等の準備、事前練習をして本番に臨みました。
興味を持ってもらえるのか、うまく説明できるのか、と非常に不安でしたが、先生方の協力もあり、結果は上出来で、生徒の皆さんは楽しそうに取り組んでくれました。
質疑応答の時間では、ごみ拾いのコツ、行政の仕事、パックテストのメカニズムなど、たくさん質問があり、本当にうれしかったです。準備は大変でしたが、生徒の方とすれ違う時に「ありがとうございました!」と声をかけてもらえた時は、報われた思いがしました。
「世の中のためになる仕事がしたい」という安直な考えから公務員を志望しました。説明会の雰囲気が良く、職員の方がとても優しかったので埼玉県を志望しました。今は埼玉県職員になって本当に良かったと思っています。
説明会の際に感じたとおり職場の雰囲気が良く、休暇に対して非常に理解があり、取得しやすいことも、県職員になってよかったと感じたことです。
趣味はサーフィンです。週末は、夫婦で海に行ってサーフィンを楽しんでいます。サーフィンは天気と風が大事なので、予報をみて天気が良さそうな日があれば事前に休暇を取得して海に行っています。
社会全体を見わたし、困っている住民を助けられる職員になりたいです。例えば、「飲食店の開設」をするためには①環境法令に基づく届出、②下水道利用の届出、③飲食店の営業許可申請、等複数の手続きがあり、届出の提出窓口も異なります。行政職員が管轄外の事務について直接手伝うことはありませんが、管轄のものだけではなく、全体を見て効率的に案内ができる職員になりたいです。
専門試験は、埼玉県のHPに掲載されている例題に加えて、埼玉県だけでなく、東京都や国家公務員の採用試験の過去問を数年分解いて対策していました。また、論文試験や面接試験に備えて、時事問題の勉強もしていました。試験までの3か月間は1日3時間程度勉強していました。
埼玉県が好きな方、興味のある方、このメッセージを読んでくれた方、ぜひ一緒に働きましょう!皆様にお会いできるのを楽しみにしています。