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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
令和 2年 4月採用 | 特別支援学校坂戸ろう学園 事務室 |
令和 5年 4月 | 現所属 |
私の主な仕事は、県・市・私立特別支援学校における特別支援教育就学奨励費(以下「就学奨励費」という)事業の運営です。
就学奨励費は、特別支援学校等に通う児童生徒等の就学にかかる保護者等の経済的負担を軽減する補助制度です。具体的には、文部科学省や特別支援学校との連絡や、特別支援学校で適正な支給が行われているかの書類チェック、申請書の審査などをしています。特別支援教育の普及奨励における重要な制度であると考えていますので、その一助を担っていることは大きなやりがいとなっています。
優しい先輩方に囲まれ、暖かく、明るい職場だと思います。業務に関することはもちろん、将来の話から趣味の話までプライベートの相談にも気軽に乗っていただいています。
また、現在の職場の特色として、一般行政職員(9名)と教職員(14名)が一緒に働いています。先生方の授業や部活動以外の意外な一面などを見ることができて、とても楽しいです。
時刻 | スケジュール |
8:15 8:30 8:40 9:15 10:00 12:00 13:00 13:30 14:00 16:00 17:30 |
出勤 担当内ミーティング メールチェック 就学奨励費説明会の準備 就学奨励費について学校担当者向けにオンライン説明会 昼食 メールチェック 特別支援学校との相談・調整 就学奨励費の書類確認 課内庶務の調査回答・調整等 退庁 |
令和4年度に、教育局の若手プロジェクトチームに参加して、今後5年間の教育に関する基本的な計画となる「第4期埼玉県教育振興基本計画」の策定にあたり、将来の教育の在り方について検討しました。変化の激しい時代に、先の未来を踏まえて、今取り組むべき教育を考えていかなければならないため、頭を悩ますこともありましたが、埼玉県の教育における重要な計画の策定に関われたことは非常にうれしく思っています。
また、令和5年度は、「みんな幸せ・共生社会 県民のつどい」というイベントの運営を行いました。こちらは障害に対する県民の理解を深め、共生の心を育む地域づくりを推進するために、「障害者週間」記念事業として例年行っているイベントです。「障害者週間」は、障害者が様々な分野の活動に参加するために設けられたもので、開催市の職員や学生など、埼玉県職員ではない方と一緒に運営を行うことで、新しい気付きや交流ができたことが印象的です。日頃はデスクワークの時間の方が長いですが、ときに、こうしたイベント業務を行うことには、普段とは違った楽しさがありました。
私は、これからの時代をより良い時代とするために教育は欠かせないものであると思い、私の育った埼玉県で教育行政に携わるために、埼玉県を志望しました。
埼玉県職員になってよかった点としては、他の職場で働いている方の話などと比較して、休暇などの福利厚生の制度が充実している点です。制度が充実しているだけでなく、実際に使いやすい環境だと思います。また、今まで御一緒した先輩方が皆さん優しく、人に恵まれていることも、県職員になってよかったです。
旅行が好きなので、年に1回は旅行に行くことにしています。令和5年度は、金曜の午後から半日休暇を取って、人生で初めて一人旅に挑戦しました。また、帰宅後や休日はストレッチなどをして心身のリフレッシュを図っています。
現在の職場はテレワークや休暇が取りやすい環境で、積極的に活用しています。テレワークにより無くなった通勤時間を利用して、体を動かしたり、料理をしたりしています。私自身総務担当として、課内の職員にも休暇やテレワークを推進しています。
埼玉県の教育の振興に資するよう様々な業務を経験しつつ、今までにない柔軟な思考を備えた職員になりたいと思います。
また、私は組織として良い仕事をするためには、良い人間関係が重要だと考えています。皆さんが入庁された際には、気軽に話しかけられ、頼れる先輩となれるよう、私も頼れる先輩方から知識や考えを吸収していきたいです。
筆記試験の勉強については、インプットとアウトプットの繰り返しが重要だと思います。私が勉強していたときは、声に出しながらインプットしたり、何周も問題集を解いてアウトプットしていました。
面接については、自分がどのような人間かを振り返って、それをどのように面接官に伝えるかを考えました。また、過度に飾らず、自分らしく振る舞うよう心がけていました。
今、埼玉県はペーパーレス化の推進や、テレワークの普及など、働き方や仕事の在り方の大きな転換点にあると感じています。
皆さんが入庁される頃には、今以上に働きやすい環境が整うことと思います。仕事もプライベートも充実した皆さんの未来と埼玉県の更なる発展を一緒に創っていきませんか。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。