ページ番号:194482
掲載日:2024年3月25日
ここから本文です。
埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
【福祉】
黒川 舞(くろかわ まい)
福祉部 中央児童相談所 安全確認 市町村支援担当 主事(令和2年4月1日現在)
平成28年4月採用 福祉部 越谷児童相談所
令和 2年4月 現所属
児童相談所では基本的に0歳から18歳未満までの児童についての相談に応じています。その中でも私は児童福祉司(ケースワーカー)として、虐待・しつけ・障害・非行・里親などの相談を受けています。具体的には、児童や保護者との面接、市役所や学校などの関係機関と連携し必要な支援や援助を行っています。特に市役所とは、常に情報共有をしながら仕事をしており、一緒に家庭訪問や面接をすることもあります。子どもたちは地域の中で生活しているため、より住民に身近な立場から家族に関わってもらうという面で、こうした関係機関との連携はとても大切です。家族関係が良好になったことを実感した時や、子どもの笑顔が見られたときにやりがいを感じます。
明るく和やかな雰囲気で、上司や先輩にも気軽に相談できる職場です。グループの垣根を越えて協力し合いながら業務に取り組んでいます。他にも家族・自立支援担当や心理担当、里親担当の人がいるため、仕事で悩んだときは各方面の意見を聞きながらより良い支援方法を考えています。なお、採用1年目に配属された越谷児童相談所でも同様の虐待対応の業務に携わっていましたが、質問すればすぐに答えてくれたりと、仕事がしやすい環境でした。皆さんに支えてもらっていると実感でき、責任ある仕事も乗り越えることができたと思います。
時刻 | スケジュール |
---|---|
9:10 9:30 10:00 11:00 12:00 13:00 17:00 17:30 18:15
|
登庁、1日のスケジュール確認 朝礼、メールチェック 保護者と面接 保護者や関係機関に電話 昼食 市役所同行で家庭訪問や施設訪問 保護者と電話 面接記録の作成 退庁 ※10:00~15:00に緊急会議が入ることがあります。 |
家族と折り合いがつかず家出を繰り返す高校生に父母がどう接すればいいか分からなくなり、関係が悪化している家族がいました。それぞれから話を聞き、心理担当とも相談しながらどうすればお互いが理解し合えるか方法を考えました。心理検査をして子どもの特徴を親に説明し、子どもの代弁者として話をすることで、時間はかかりましたが家族関係を良好にすることができました。家族はここまで変わることができるんだと思わせてくれたことが印象に残っています。この仕事は人と話をすることが基本です。最初は伝えたいことが伝わらず相手を不安に思わせてしまうことや、気持ちをうまく聞き出せないこともありましたが、様々な人と接する中で私自身も日々成長させてもらっています。
私は千葉県出身ですが、小さいころからよく埼玉県内の児童館や公園で遊んでおり馴染み深い土地だったことや、資格取得の際に埼玉県内の児童相談所で実習させていただき、職場の明るい雰囲気や職員の人たちの温かさに触れたことから埼玉県職員を志望しました。チームワークの良さや団結力があり、常に助け合いながら働くことができています。
子どもだけではなく、その家族の人生に大きくかかわる責任ある仕事のため、一人ひとりの意見に耳を傾け、子どもの意思を尊重していける職員になりたいです。児童相談所に相談してよかったと思ってもらえるような仕事をしていきたいと思います。
※写真は、コロナ対策を実施した上で一時的にマスクを外しています。
休日はよく遊びに出かけてリフレッシュしています。大学の仲間は福祉関係の道に進んでいる人も多いので、悩みを共有することも多いです。中学時代の同級生と旅行をしたり、冬はよくスノーボードをしに行っています。
※写真はコロナ流行前に撮影したものです。
大学3年生の夏から公務員対策の勉強を始めました。福祉の専門科目は大学の授業で補っていたため、基礎科目を中心に取り組みました。大学内に試験対策をしてくれる講座があったため、講師の方に苦手な分野を質問したり、面接対策をすることができました。
将来なりたい自分をイメージして、自信をもって頑張ってください!
みなさんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
お問い合わせ