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掲載日:2024年3月25日
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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
【林業】
曽我 亮直(そが あきなお)
農林部 森づくり課 総務・森林企画担当 技師(令和2年4月1日現在)
平成27年 4月採用 農林部 秩父農林振興センター 林業部間伐・森林循環・木材利用推進担当
平成30年 4月 現所属
森林の機能を維持し適切に利活用するための森林計画制度に関する法令や通知などの様々な取り決めや、森林の乱開発を防ぐための林地開発許可制度等を担当しています。県の地域機関のほか、国、市町村、事業者との電話やメールでのやり取りや書類作成が主な仕事となります。
森林計画制度に関する事務では、県の地域機関や市町村に法令や通知の内容を電話やメールで分かりやすく伝達し、現場に理解していただけるように努めています。林地開発許可制度に関する事務では、県が許可する際の基準を定めたり、その基準に基づいて大規模林地の開発許可を行ったりしています。
自身の業務によって地域機関や市町村、事業者の仕事がスムーズに進む等、実際の林業の現場との繋がりを感じる時などには、やりがいを感じます。
経験豊富な上司、先輩が多く、分からないことがあれば気軽に相談できるので、とても頼りになります。業務にある程度慣れてくれば自身のペースで仕事を進めることができ、上司もフォローしてくれるので計画的に休暇の取得ができます。
時刻 | スケジュール |
---|---|
8:15 8:30
9:00 11:00 12:00 13:00 15:00 16:30 17:30 |
出勤 一日のスケジュール確認 メールチェック 林野庁からの森林計画制度に関する照会の回答作成 市町村からの問合せ回答 昼食 事業者からの林地開発に関する相談対応 財政課からの予算に関する照会の回答 林野庁からの照会に対応するため地域機関に問い合わせ 退庁 |
埼玉県職員として採用され最初に配属された秩父農林振興センターでの仕事は、林業の現場を知ることができいい経験となりました。獣害対策や間伐等の現場確認のため一日中山の中を歩き回ることも多く、夏の暑い日や雪が降る時等は大変でしたが、埼玉の森林、林業を肌で感じることができたと感じています。
現在は現場から少し離れて、許認可や計画策定の事務を担当していますが、現場を知ることができた経験が今の業務の中でも役に立っていると感じます。
大学で野生動物の生態、特にシカの生態と社会への影響について研究し、森林・林業との関わりを学びました。学んだことを活かせる仕事をしたいと考え、生まれ育った埼玉県の林業職職員を志望しました。始めに秩父農林振興センターの配属となり、シカやクマによる獣害に関する業務の担当をし、これまでの自身の経験を社会のために活かすことができ、埼玉県職員になってよかったと感じました。今後も埼玉県のため、社会のために働いていきたいと思います。
森林・林業の仕事は森林整備、治山、木材利用、林業者支援など多岐にわたりそれぞれの業務で求められる能力は多種多様です。また、森林・林業に関する新たな制度が度々導入され、これらに対応することが求められます。
先輩や事業者の方に教えていただいたり、自分で勉強したりすることで、どんな業務にも柔軟に対応できるよう、自身の能力を伸ばしていきたいと思います。
1歳になる娘がいるため、妻と協力して家事、育児をするのが中心となっています。今はコロナ禍ということもあり、人の多いところには行けませんが、家の近くを娘を連れて散歩したり、家の中で遊んだりなどして過ごしています。
私が受験した時は、市販の問題集を使っていました。林業の場合は専門試験に関する情報が少ないため、国や他自治体の過去問を参考にして勉強しました。面接は、本やインターネットを参考によく聞かれる質問を確認し、淀みなく答えられるようにしました。
試験勉強以上に新たに何か始める必要はありませんが、これまで自分がやってきたこと、経験してきたこと等を整理するといいと思います。
皆様が埼玉県庁に入庁され、一緒に働ける日を楽しみにしています。
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