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更新日:2024年3月28日(木曜日)

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先輩職員からのメッセージ

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。

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【福祉】 有川 翔太

福祉部 川越児童相談所 虐待・相談指導担当 主任(令和5年4月1日現在)

異動歴

年月

所属
平成27年   4月採用 福祉部 所沢児童相談所 保護担当
令和  2年   4月 現所属

 

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

児童相談所では、原則0歳から18歳未満の児童についての相談に応じています。私は児童福祉司(ケースワーカー)として、虐待・しつけ・障害・非行・里親等の相談を受けています。また、児童や保護者との面接、市役所・町村役場や学校等の関係機関と連携し必要な支援や援助を行っています。

近年は、子どもの安全安心を守るために関係機関との情報共有を密にするようになっているため、医療機関や警察ともやり取りすることが増えました。関係機関とワンチームとなって協力、連携し、こどもが笑顔で生活できる環境を整えられた時、この仕事をしていてよかったと感じます。

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職場の雰囲気を教えてください。

児童相談所は緊急対応も多く、業務内容からも殺伐とした雰囲気と思われがちです。しかし実際は、人の命に関わる過酷な業務内容であるからこそ職員同士が互いに支え合い、チーム一丸となって業務にあたっています。

埼玉県ではブラザー・シスター制度があり、年齢の近い先輩職員が親身になって新規採用職員の相談に乗ってくれます。

 

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

時刻 スケジュール

  9:35

  9:45

 

10:00

12:00

12:45

16:00

17:30

18:15

出勤

1日のスケジュール確認

メールチェック

面接

昼食

関係機関訪問

家庭訪問

事務処理

退庁

※育児介護特例勤務時間制度と特例休憩時間制度を利用しているため、勤務時間が9:45~12:00、12:45~18:15となっています。

 

今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、うれしかったことについて教えてください。

前所属では、日勤・夜勤があり、勤務時間が不定期のため、慣れるまでは体調を整えるのに苦労しました。しかし、直接子どもたちと接する業務のため、児童の変化が目に見えて分かり、一時保護当初には表情の変化に乏しかった児童が、短い保護期間に授業や行事に懸命に取り組む姿や、退所の際に涙を流しながら将来への抱負を語る姿を見ることができました。子どもたちが本来持つ潜在的な力を知ることができたこと、子どもたちの変化に少しでも関わることができたことは非常にうれしかったです。

現所属に異動し、児童福祉司(ケースワーカー)として業務を開始して以降は、児童と直接関わる時間は減りました。しかし、保護者や関係機関と関わることが増え、児童を取り巻く環境全てを見ながら相談援助業務をしていく中で、正解のない問題を解き続けるような苦しさを感じることが多々ありました。そんな中でも、先輩職員や上司の方々が親身に相談に乗ってくださり、関わりはじめに比べ、児童の笑顔が増えたという話を聞けたときには、微力ながらも子どもの福祉のために仕事ができたと思いました。

 

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になって良かったと思うことを教えてください。

埼玉県職員を志望した理由は、前職で地域福祉関係の仕事をしていた際、未経験であった児童福祉に携わりたいと思い、児童相談所の業務に従事することができる埼玉県職員になりたいと考えたためです。

埼玉県職員になってよかったことは、業務内容はもちろんですが、福利厚生制度が充実していることです。子育てのための休暇のほか、個人の状況によって就業時間の調整もできるため、ワークライフバランスをとることができます。また、職員の仲がよく、信頼できる仲間に出会えたこともとてもよかったと思うところです。今でも、休日に旅行に行くなど公私ともに仲良くさせていただいています。

 

休日や余暇の過ごし方を教えてください。 

子どもが生まれたときに1か月の育児休暇を取得しました。出生後間もない時期に、夫婦協力しながら子どもの成長を見守ることができたことは、とても貴重な経験でした。現在は子どもの保育園の送りのため、昼休憩時間の短縮と、出勤時間の調整をしています。緊急対応の多い職場のため、夜に家族と過ごす時間が十分に取れないこともありますが、朝ご飯を一緒に食べ、毎日家族と過ごす時間を作れることはとてもありがたいです。

休日は、家庭菜園をしたり、旅行をすることがリフレッシュになっています。子どもが成長したら、趣味のスキューバダイビングやスノーケリングも一緒に楽しみたいと思っています。

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埼玉県の未来を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいかを教えてください。

児童福祉に限らず、福祉全般の業務に携わっていきたいと考えています。どんなときも目の前の一つ一つの業務を丁寧に、真摯に取り組み、県民の皆様の過ごしやすい埼玉県を作るための一助となれるよう頑張ります。

 

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

私は前職の業務を続けながら勉強していたため、平日は朝1、2時間程の勉強をしていました。専門試験に関しては、社会福祉士受験時の参考書などを見直し、国家試験の過去問を解きなおしたりしていました。また、緊張せず自然体で面接試験に臨むことができるよう、日ごろから業務上の時間管理を意識したり、プレゼンテーションの勉強をしていました。

 

埼玉県を目指す方(受験希望者)へメッセージをお願いします。

 

埼玉県職員の仕事は多岐に渡ります。私自身、人事異動は一回しか経験していませんが、異動したときは、転職したときのような戸惑いを感じました。

しかし、埼玉県は職員が成長していくための支援制度がたくさんあります。未経験だからと、心配する必要はありません。少しでも埼玉県行政に興味がある方は、是非受験していただきたいです。一緒に働けることを楽しみにしています。