先輩職員からのメッセージ

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。

【設備(電気)】　加藤 直樹

企業局　水道整備事務所　鴻巣支所　機電設備担当　技師（令和5年4月1日現在）

異動歴

年月	所属
令和  2年  4月採用	企業局　新三郷浄水場　技術第一担当
令和  5年  4月	現所属

 

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

水道整備事務所では、県が運営している浄水場の新たな構造物の築造や設備の設置、水道管の新設や更新など、大規模工事の設計・積算・監督業務を行っています。

鴻巣支所では、県北部の浄水場2か所（吉見、行田）の工事を担当しており、私はその中の電気設備に関する部分を担当しています。浄水場の施設自体を新たに作るような工事が多く、電気工事だけで発注額が数億円かつ工期が数年といった大規模な事業に携われることが一番のやりがいです。

 

職場の雰囲気を教えてください。

鴻巣支所には職員が15名程度と少ないため、全体的に風通しが良く、相談や情報共有が速やかに行えるのが良い点だと思います。また、時期にもよりますが、比較的休みが取りやすく、ワークライフバランスがとれているのも職場の良い点です。

 

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

時刻	スケジュール
8:20   8:30     8:45   9:30 10:00 12:00 13:00 15:00 16:00 16:30 17:15	出勤 1日のスケジュール確認 メールチェック 業者からの提出資料確認 浄水場へ出発 浄水場到着、浄水場及び設計コンサルと打合せ 昼食 浄水場及び設計コンサルと打合せ（続き） 浄水場内現場調査 浄水場から事務所へ出発 事務所到着、打合せ及び現場調査結果を踏まえた検討資料の作成 退庁

 

今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、うれしかったことについて教えてください。

令和5年11月～12月にかけて「JICA草の根技術協力事業」という日本から海外へ技術支援を行う事業の一環で、ラオスへ派遣されたことです。

現地水道職員の方々と協力して、浄水場内設備の寿命延長や水処理での問題点の改善に貢献でき、とてもやりがいを感じました。

 

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になって良かったと思うことを教えてください。

高校を卒業してから電気工事士として民間企業に勤めていました。手先を動かすことは好きなので、現場作業は自分に向いていると感じていましたが、仕事をしていく中で次第に設計や現場管理の仕事にも興味を持ち始めました。また、埼玉生まれ埼玉育ちなので、地元に貢献しつつ電気関係にも携われる公務員を目指してみようと考えました。

民間企業にいたときは休暇があまりとれず、日付が変わるまで残業することも多々ありましたが、県職員になってからは比較的自分の時間が取りやすくなったため、転職して良かったと思います。

 

休日や余暇の過ごし方を教えてください。　

休日は愛車で遠くまでドライブに行って美味しいものを食べたり、DIYで棚や机を一から作ったり、お酒に合う料理を作ったりして過ごしています。最近はスノーボードにハマっていて、初心者ながらも楽しく滑っています。

 

埼玉県の未来を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいかを教えてください。

水道事業では、浄水場の運転管理も重要ですが、県と市町村間の調整や事業の計画といった業務も重要なので、今後はそういった水道事業全体に関わる業務に携わりたいです。

 

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

私は高校までしか出ていませんが、年齢的に上級試験（大卒相当）しか受験できなかったので、筆記試験の勉強はかなり難しく感じました。仕事をしながらで時間が無い中での勉強だったので、解くのに時間がかかる計算問題よりも知識問題を重点的に覚えるようにしていました。専門試験の勉強は、電気職公務員用の参考書があまりないので、第三種電気主任技術者の参考書を使用していました。

面接では、しっかりと面接官の目を見てハキハキと話すことを心掛け、無事に合格できたので、自分の考えや携わりたい事業などを堂々と伝えることが大事だと思います。模範的な回答だけでなく、自分の人となりを表すような人間味のある回答ができるとより良いかと思います。

 

埼玉県を目指す方（受験希望者）へメッセージをお願いします。

生まれてから27年間、ずっと埼玉県に住んでいますが、埼玉県は平和で住みやすいとても良い県だと思っています。そんな埼玉県で皆さんと一緒に仕事できる日を心待ちにしています。