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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
平成30年 4月採用 | 保健医療部 鴻巣保健所 生活衛生・薬事担当 |
令和 3年 4月 | 現所属 |
主に薬事と食品衛生に係る業務を担当しています。
薬事は、薬局等の許認可業務や麻薬免許証の作成、麻薬取扱施設の監視、薬物乱用防止対策、献血推進などの業務を行っています。例えば、薬物乱用防止対策は、指導員の先生や市役所の方々と一緒に未成年者が薬物に手を染めることを未然防止する目的で薬物乱用防止を呼び掛ける街頭キャンペーンを実施しています。
食品衛生は、飲食店等の許認可業務や食中毒対応、苦情対応を行います。飲食店現地調査の際に、公衆衛生の大切さについて説明し、相手方から理解してもらえたときにやりがいを感じます。また、食中毒が発生した場合は、スピード勝負となるため最優先業務として担当内一丸となって業務にあたります。
生活衛生・薬事担当は薬剤師と獣医師、動物愛護職員の計6人で構成されています。少ない人数ですが、若手からベテランまで在籍しており、困ったことがあれば相談しやすい環境です。緊急事案が発生しない限り残業しないように日々皆で協力し合っています。
保健所には他にも、医師、保健師、栄養士、一般行政、看護師の職員が在籍しています。例えば、O157調査は保健師の職員と、給食施設の調査は栄養士の職員と協力しています。何か困ったことがあれば他の職種の職員にも気軽に相談できます。
時刻 | スケジュール |
8:15 8:30
9:00
12:00 13:00 14:00 16:00 17:15 |
出勤 朝礼 1日のスケジュール確認 メールチェック 麻薬免許証の作成 随時窓口・電話対応 昼食 午前中の相談受付票まとめ 薬局や飲食店等の許認可調査で出張 調査結果をもとに書類作成 退庁 |
印象に残っていることは、お菓子と飲食の店舗をオープンしたい方からの相談です。営業許可やメニュー内容について相談を受けることから始め、その後2年半かけて、こだわりの店舗をオープンすることができました。最後の現地調査時には、感謝の言葉をかけられ、図面相談どおりに完成した店舗とオーナーさんの満足した表情を見ることができて達成感がありました。
新卒後は調剤薬局で薬局薬剤師として4年間勤務し、より幅広い業務を行いたいという思いから行政薬剤師に興味を持ちました。埼玉県職員になったことで尊敬できる方たちと巡り合うことができてよかったと思っています。
前職では休日が平日1日+日曜日でしたが、現在は土日祝日が休日のため、毎週土日の連休がうれしいです。
お気に入りのダイニングテーブルでゆっくり朝ごはんを食べ、紅茶を飲みながら1日を迎える休日の時間が好きです。
家の中も好きですが、定期的に計画をたてて旅行にも出かけています。旅行に行き、気持ちをリフレッシュすることで「また仕事を頑張ろう」という前向きな気持ちになれます。
入庁してから現在まで保健所業務のみ経験しているので、今後は保健所以外の業務も経験し、視野の広い職員になりたいです。
教養試験と論文試験対策では問題集を購入し勉強しました。また、ニュースを見て世の中の情報を得るよう意識していました。令和6年度から教養試験が廃止されるのでより受験しやすくなると思います。
面接対策では、行政薬剤師になりたい、埼玉県で働きたいという強い気持ちを面接官に伝えられるよう繰り返し練習しました。
国家試験の勉強が本当に大変だと思いますが、行政薬剤師に少しでも興味のある方はぜひ受験してみてください。私自身、埼玉県職員になってよかったと思っています。みなさんと一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。