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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
平成27年 4月採用 | 埼玉県警察学校 |
平成27年 5月 | 所沢警察署会計課会計係 |
平成29年 3月 | 埼玉県警察本部総務部財務局会計課調度第一係 |
平成31年 3月 | 東松山警察署会計課会計係 |
令和 2年 3月 | 現所属 |
警務課は、警察組織の運営、施策の企画、人事、採用、給与など多岐にわたる業務を所管する大所帯で、部のまとめ役を担っています。その中で庶務係は、部内の経理業務全般の総括、課員の勤務管理など課内の総合調整を担当しています。庶務主任としての具体的な業務内容は、職員の旅費事務、課内の物品・装備品管理を担当しております。
とにかく何でも話しやすいアットホームな職場です。わからない事案があった際も、上司や同僚に遠慮なく何でも聞けます。
現在は、感染症予防対策のためテレワークやサテライト勤務(他の場所での勤務)を実施しており、課員全員が一同に会する機会はありません。私が現所属に異動したのも、コロナ禍の最中であり、仕事の進め方等不安がありました。しかし、当課員は面倒見が良い職員が多く、理解できるまで、何度も付き合ってくれます。電話やメール等により事務手続などのやりとりをしていますが、その都度親身になって教えてもらえるので、リモートワーク等でも不安になることがありませんでした。
時刻 | スケジュール |
9:00 9:30
10:00
12:00 13:00 15:00 17:15 17:45 |
出勤(フレックス勤務) 毎朝指示(所属内情報共有) 課員勤務管理 装備品交換のため出張 (さいたま市内) 昼食 各種照会に対する回答作成 出張報告書に基づく旅費の登録事務 残務確認・スケジュール整理 退庁 |
警察本部会計課の調度係で、県警察の物品調達事務を担当していたときのことです。警察署の改築に併せ、移転に係る費用や物品の購入等契約事務を担当しました。当時は採用後3年目で、正直に言うとまだわからないことも多く、仕事にも今ひとつ自信が持てずにいました。そんな中、警察署の移転事務という、大きな案件を任されました。周りの上司、先輩たちの力をお借りしながらでしたが、一つの仕事を任され、なんとか契約締結、履行確認が完了したときは、なんとも言えない達成感がありました。
公務員の仕事は目に見えない成果や、対価を求めないものが多いですが、自分が関わった事業が残り、現在も稼働しているのを見ると、あの頃の毎日必死に打ち込んだ記憶と、成し遂げたときの感動を思い出します。
地元の埼玉県で働きたい、自分も埼玉県の発展の一助になりたい、と思い志望しました。もちろん就職活動なので他の官庁も受験しましたが、色々な官庁・自治体と比較する中で、ますます埼玉県への志望が強くなりました。
県職員の場合、異動は埼玉県内の自宅から通える範囲となっています。埼玉県は交通網も発展しており、特に私の家からは県内のほぼ全て通えます。県警察は警察署も含め、約100所属勤務場所があります。私は、いろいろな部署で様々な経験をしてみたい、という気持ちと、できれば一つの所属で打ち込んで仕事をしたい、という気持ちで就職活動を進めましたので、両方満たしている埼玉県警察は、自分に合っていると思いました。
警務課内には、給与、人事等、多くの係があります。それらの係にも興味がありますので、色々な経験をしたいと思います。
また、県全体で「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」が取り上げられており、県警察でもDXを推進・検討するセクションがあります。今の業務にも関連性や影響がないか、DXとして取り組めるものはないか、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)化できるものがないかも考えているので、そういったセクションにチャレンジしてみたい気持ちがあります。
以前であれば職場の同僚と一緒にフットサル、テニス、バスケをよくしていましたが、このような状況なので、最近はあまりできていません。かつての日常に戻った時のために、定期的にキックボクシングジムに通って体力の維持向上に努めています。
「どうしてこの職種につきたいか」という志望動機は強く持つべきだと思います。勉強時間は多いに越したことはないと思いますが、ただ漠然とした志望理由だと、なかなか勉強にも身が入らないのではないでしょうか。なぜこの職種なのか、採用後何をしたいか、どう成長したいかを意識することで、勉強にも集中でき、面接対策にもなると思います。
多くの行政系の公務員がありますが、警察事務職員は、仕事を通じて社会貢献したい、成長していきたい、という方に向いている職業だと思います。
県警察では、警察官、事務職員、技術職員と職種が異なる職員で構成されますが、仕事を進めるうえで、職種が違うから、といった垣根は全く感じません。警察職員は、どうすれば治安が向上できるか、県民の皆さんが安心して暮らせるか。そのために一人ひとりがどのように取り組むべきか、という考えで日々職務を行っています。私たちが一生懸命仕事に取り組むことで、治安も向上し、住みやすい埼玉県につながる、それがやりがいだと思います。
「仕事をすること」「社会人になること」に漠然とした不安があっても大丈夫です。警察事務職員は、警察官も含め多くの上司、同僚に助けられ、成長できる職場です。一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。