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掲載日:2024年3月25日
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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
【総合土木】
二宮 沙絵(にのみや さえ)
農林部 農村整備課 水利調整・水利施設管理担当 技師(令和2年4月1日現在)
平成31年 4月採用 現所属
農業用水が安定的に供給されるよう、国などの関係機関との協議・調整や農業用水利施設の管理を行っています。具体的な業務内容としては、気象情報やダムの貯水量などを注視し必要に応じて関係者へ情報提供することです。また、水利権で許可されている量以内で取水が行われているか、書類を確認し報告しています。さらには、六堰頭首工(ろくせきとうしゅこう)や玉淀ダムといった県が管理する農業用水利施設について、施設の管理にかかる費用の積算などの業務を行っています。
農業に必要不可欠な「水」という面から農業の現場を支えられる仕事に、やりがいを感じています。
和やかな雰囲気で、分からないことがあっても上司や先輩に相談・質問がしやすく、働きやすい環境だと感じています。また、新型コロナウイルス感染拡大前には、同年代の職員や先輩の女性職員と仕事終わりに飲みに行くなど、仕事以外でコミュニケーションをとる機会も多くありました。
時刻 | スケジュール |
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8:00 8:15
8:30 8:45 9:30 12:00 13:00 14:00 16:00 17:30 |
出勤 新聞チェック メールチェック スタートミーティング 農業用水取水量について国へ報告 来年度予算に関する書類作成 昼食 取水計画変更について関係者へ通知 補助金事務 ダム管理業務に関する書類作成 退庁 |
負担金を支払っている事業の工事現場を見に行けたことが、印象に残っています。負担金の支払い事務を行うときは、デスクで書類と向き合い、金額の確認などの事務作業をこなすことに専念しています。しかし、実際に工事現場を目にすることで、支払った負担金がどのように役立てられているのかを知ることができ、普段行っている事務作業への理解が深まりました。
食料自給率を上げるために、農業生産の現場を支えられるような仕事に就きたいと思ったのが大きな理由です。なかでも、農産物を栽培する場である農地には、生産の場としての機能のほかに、洪水を防いだり生き物の住処になったりと様々な機能があります。そこで、農地を少しでも多く後世に残すことで、地元である埼玉県の農業及び生活環境をより魅力的なものにしたいと考え志望しました。
将来的には、農地に対して直接的に働きかける仕事に挑戦したいと考えています。具体的に携わりたいのが、農地の区画を大きくしたり形を整えたりする「ほ場整備事業」における工事の設計・施工管理業務です。業務を通して、農業を続けやすい環境づくりに貢献できればと思います。
最近は自分の時間を持てるようになったので、以前よりも多く本を読むようになりました。実際に読んだ小説の舞台や、作者がよく訪れていた場所へ出かけるのも楽しみの一つです。また、新型コロナウイルス感染拡大前は大学時代の友人とカラオケに行くなどしてストレス発散をしていました。
教養試験に関しては、市販の参考書を使用しました。時間を測りながら何度も繰り返し解き、出題内容に素早く反応できるよう練習をしました。専門試験については、市販の参考書が少なかったので、国家公務員試験の過去問や大学の教科書を中心に勉強を進めました。また、本番の雰囲気に慣れるために、模試を積極的に受けるようにしていました。
面接試験に関しては、話す内容・表現・話し方など、相手に分かりやすく伝えることを意識して練習しました。
大消費地の中の生産地である埼玉県では、全国有数のさといもやネギ、花きをはじめ様々な農産物が栽培されています。私は総合土木職のうち農業土木の分野を担当していますが、そういった農業生産の現場を陰ながら支えることができる、とても魅力的な仕事だと思います。
インターンシップなど、仕事内容・職場の雰囲気を知ることができる良い機会もありますので、ぜひ就職活動に役立ててみてください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!
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