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埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。
年月 |
所属 |
令和 2年 4月採用 | 現所属 |
市から配分される学校予算の執行、給食費と教材費の振替及び支払い、職員の給与、旅費、服務、福利厚生など様々な仕事があります。
本校は児童数、職員数が多いことから事務職員2名でこれらの仕事を分担しています。学校の規模が大きいため、先輩の事務職員でも経験したことのないような様々な事例を経験しながら成長している実感があります。
事務作業以外にも給与や保険、福利厚生、学校会計など様々なことの相談を職員から受けます。私自身も先生方が相談しやすい雰囲気を意識すること、そして正確な回答を心掛けています。感謝の気持ちを伝えられたときにはやりがいを感じます。
児童数が1,100名以上、教職員も60名近くいます。初めはなじめるか不安でしたが、管理職の先生が相談しやすい環境を整えてくれており、どの職員とも話しやすく、とても居心地が良い職場です。
また、本校は素直で元気な子どもたちが多く、休み時間には「お話をしたいです」「外で一緒にドッジボールしませんか」と話しかけてくれます。
時刻 | スケジュール |
8:15 8:30 9:00 10:30 12:30 13:15 14:30 16:30 17:00 |
出勤 メールチェック 保護者の口座振替確認 事業所への支払い事務 昼食 消耗品の整理・発注 各校の事務職員が集まり、旅費・諸手当の情報共有 給食費の補助金報告 退庁
※勤務開始と終了時間は勤務する学校により異なります。 |
入庁がコロナ禍の時期で、朝の職員室は欠席者の電話対応、担任の先生は児童の健康観察で四苦八苦していたため、他の職員と協力して、グーグルフォームによる欠席連絡・健康観察システムを構築し、先生方の朝の時間に余裕が生まれました。
事務仕事以外にも、全校草むしりの後の草の搬入、池の掃除、枝の剪定、休み時間に子どもたちと校庭で遊ぶことなど様々な仕事があり、ルーチンワークだけでなく新鮮なことも多く経験することができます。
教員とは違う目線で学校に何かできることはないかと考え、学校事務職員への転職を決意しました。
子どもたちと同じ場所で日中過ごしていると、校庭で元気に遊ぶ姿、元気な歌声、元気な挨拶、様々な場所から、こちらまで元気をもらえます。
休日はサッカー、野球、バスケットボールを現地まで観に行ったり、テレビで観たりしています。特にサッカーでは、応援しているチームのサポーターとして、アウェイ戦まで応援、日本全国様々な場所に旅行をしています。
もちろん、自分自身も身体を動かすことも大好きなため、ハーフマラソンを完走したり、霞ヶ浦一周のサイクリングをしたりしています。
事務職員は学校に一人しかいないため、様々なことを教職員から相談されます。教職員から信頼される、安心できる、頼りにされる、そんな事務職員になりたいと常々思っています。
また、事務職員であるからこそ、教職員とは違う目線で学校全体を見渡すこともできます。教職員の業務負担の軽減策や、授業が円滑に行えるような環境作り、子どもや保護者が学校に誇りをもってくれるよう、学校の手助けをしていきたいです。
判断推理や数的処理は問題の傾向が似ているため、一問でも多く解いて慣れることを心掛け、暗記科目はトイレの壁に自分でまとめたものを貼ること、電車などの移動時間はスマホをみるのではなく、参考書を読むように心掛けました。
また、同じ公務員志願者の友人たちと、面接官と受験者役を交代しながら、ひたすら模擬面接を行っていました。
「試験に合格できるのか?」「そもそも就職ができるのか?」といった不安があるかと思いますが、そんなときは親や学校の先生、先輩、友人を積極的に頼って、不安を口に出しましょう。きっと助けてくれます。
事務職員は教職員、児童生徒、保護者の方、地域の方たちと関わりをもち、学校全体のサポート役として働くことができます。
基本的には一校に一人配置のため、最初は不安があるかと思いますが、周りの教職員や近くの学校の事務職員が必ず助けてくれるので安心してください。
そして、仕事に慣れてきたら、色んな方が相談しやすく、頼ってもらえるような事務職員になってください。
皆さんと一緒に埼玉県の学校のため、子どもたちのために働ける日を心待ちにしています。