エニーキャリア株式会社

 CSR・社会貢献活動について

活動を始めた時期・きっかけ

薬剤師は医療の専門家として、地域住民の健康維持に大きな役割を果たすことができます。薬局内だけでなく、地域に出て、地域住民との対話を通じて地域のニーズを把握し、様々な機関との連携のもとで、それに応じた支援を行うことができます。例えば、高齢者の服薬管理支援や、障害者の薬に関する相談など、地域の実情に合わせた活動が可能となります。薬剤師が地域の様々な機関との連携を深めることは、地域住民の健康維持と医療の質の向上に大きな意義があります。

そこで、薬剤師が地域の様々な機関をつなぐジョイントとなり、地域全体の健康づくりに貢献できればと考えました。例えば、薬剤師と連携をしている機関には、地域包括支援センター・障害者生活支援センター等があります。現状、介護分野と障害者分野において、支援の差を感じています。また、障害者の高齢化の問題などから、地域包括支援センター・障害者生活支援センターの連携も、今後重要になります。

そういった背景の下、薬剤師が地域包括支援センター・障害者生活支援センターのジョイントとなり、地域に向けたイベントを行えればと考え、令和6年初夏より、各機関と連携したセミナーの開催を開始しました。

具体的な活動内容

地域包括支援センター、障害者生活支援センターと連携したセミナーの開催

「さいたま市大宮区東部圏域地域包括支援センター　白菊苑」様と「さいたま市大宮区障害者生活支援センター　やどかり」様と連携して、令和6年初夏より月に1度、さいたま市内にある当薬局にて「ふらっとおたちよりサロン」を開催しています。

このサロンは地域の高齢者・障害者を対象に、地域住民の健康維持を目的に実施しているものです。令和6年度は全7回のセミナーを実施し、薬に関する質問や脱水・熱中症対策、訪問看護ステーション職員による血管年齢測定・簡単案運動について等、健康維持に役立つ情報を幅広く発信しています。

また、「さいたま市北区北部圏域地域包括支援センター　緑水苑」様とは、月に1度、自治会館にて地域の高齢者向けのセミナーを実施しています。脱水・熱中症対策や栄養について等、高齢者が身近に感じる問題をテーマに取り上げています。なお、こちらのセミナーでは、参加者の皆様からも幅広い知識や経験・趣味などをご発表いただくなど、参加者同士の交流も積極的に図っています。

▲当薬局で行った「 ふらっとおたちよりサロン～脱水・熱中症対策～」の様子

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取り組んでよかったこと

「さいたま市大宮区東部圏域地域包括支援センター　白菊苑」様と「さいたま市大宮区障害者生活支援センター　やどかり」様と連携してサロンを実施し、よかったことは、参加者の中に毎回きちんと手帳に次回の日程を記入し参加してくださる方や、「この薬局は何もなくても入ってよいんだよね」と声をかけてくださる方がいらっしゃることです。こういったことで、薬局が地域の方々の居場所として認められたと感じることができています。

また、地域の様々な機関との連携により、薬局の活動範囲が大きく広がりました。それぞれの機関が持つ情報や人的ネットワークを活用することで、薬局単独では届きにくかった層にも効果的にアプローチできるようになったと感じています。また、連携先の機関との情報共有や意見交換を通じて、地域の健康課題をより深く理解できるようになりました。さらに、連携活動を通じて、薬剤師の専門性や役割が地域に広く認知されるようになってきたことも実感しています。

今後に向けて

薬局・薬剤師が、地域の様々な機関との連携をさらに深化させ、地域住民の健康維持に大きな役割を果たすことを目指してまいります。

また、薬剤師が地域の様々な機関をつなぐジョイントとなり、薬局が健康づくりに必要な各機関の案内所としても地域の皆様に認知していただけるようになることを、目指していきたいです。
 

薬局に聞く！CSR・社会貢献活動への思い

薬局・薬剤師は地域の様々な機関をつなぐジョイントとなり、地域住民の健康維持に大きな役割を果たすとともに、薬剤師の役割が地域に広く認知されることを目指します。

薬剤師という地域の中で最も身近な距離感にいる医療人が、健康への案内人であり、薬局は案内所でありたいと思います。

調剤薬局事業部部長 沖原 雄

 

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