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掲載日:2023年12月21日
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事業者名 | 飯能信用金庫 |
代表者名 | 理事長 松下 寿夫 |
設立 | 1951年7月 |
所在地 | 飯能市栄町24-9 |
主な事業内容 | 金融サービス業 |
従業員数 | 888人 |
ホームページ | https://www.shinkin.co.jp/hanno/ |
2020年10月から狭山市と飯能信用金庫の若手職員同士の交流会を実施しており、地域のために何ができるかを考え、双方の職員が連携して事業案を検討しています。その中で“コロナ禍で苦しむ地域の飲食店事業者を応援したい”という意見があり、狭山市の「さや」と飯能信用金庫の「飯」をとって「さや飯」と称し、狭山市内の各支店で地域飲食店のお弁当などのテイクアウト販売を行いました。
2021年12月、新型コロナウイルス感染症が再拡大する中、狭山市では専用サイトによるワクチン接種の予約受付を開始しました。
狭山市と連携を図る中で、地域の皆様に早期接種を呼びかけるために、インターネットに不慣れな高齢者を対象に、身近な場所で予約受付のサポートができないか模索していることを知りました。当金庫としても、地域の金融機関として支援したいと狭山市に伝え、市内の支店窓口でタブレットによる接種予約を無償で実施することとしました。
コロナ禍による影響を受ける地域の飲食店を応援するため、狭山市内の各支店(入曽支店・狭山西支店・狭山支店)で市内飲食店のお弁当やお菓子などのテイクアウト販売会を実施しています。
令和3年10月にスタートし、当初はワンコイン(500円)で50個を販売しましたが、開始40分で完売した出店事業者もあり、追加販売で合計140個を販売しました。令和4年10月までに計6回実施し、現在も継続しています。お弁当販売については、全ての支店で毎回完売しており、出店事業者から感謝の言葉をいただいています。
▲支店内でのお弁当販売の様子
2022年1月12日から、狭山市内の各支店で当金庫の職員による、タブレットを使用したワクチン接種予約の受付サポートを行っています。
▲来店者に分かりやすいポップを職員が作成
コロナ禍による影響を受ける地域の飲食店事業者の売上増加とPRに繋がるとともに、多くの地域の皆様に取組を知っていただくことができました。お弁当販売については、全ての支店で毎回完売しており、出店事業者から感謝の言葉をいただいています。
ご利用いただいているお客様からも、「次回はいつやるの?」や「はんしんさんに来てお昼も買えるなんて良かった」などの声があがっており、喜んでいただいています。
また、自治体と金融機関が連携して取り組む地域活性化としてメディア等でも紹介され、取組に参加している若手職員のモチベーション向上にもつながりました。
各支店のお客様には高齢者の方も多く、予約受付のサポートを実施したことで「近くで接種予約ができてありがたい」「インターネットが使えない人もいるので地域全体が助かる」といった話がありました。
地域のお客様に喜んでいただけることで、職員の地域貢献の意識も高まり、店内の受付ボタンに「接種受付」を作成したり、オリジナルのポップを作成して高齢者にも目で見てわかっていただけるよう工夫するなど、主体的な取組につながっています。
2021年10月に第1弾の「さや飯」を開催し、その後も2ヶ月に1回実施しています。今後もこの取組を継続していくとともに、地域のにぎわい創出に向けて、飲食店支援だけでなく地域産品を盛り上げるマルシェのような展開を、地域のみなさまと目指したいと思います。
各支店が自治体との連携を密にし、地域金融機関として、地域が抱えている課題を地域と一体となって解決していきたいと考えています。また、地域で働く職員として、他人事ではなく自分事として捉える意識を持って取り組んでいきます。
飯能信用金庫の今年度のキーワードは「挑戦」です。「できない理由ではなく、できる方法を考える」と常に前向きな発想で物事に取り組んでおり、社会貢献活動についても従来の延長線上ではなく、今回の2つの取組だけでなく奨学金制度の導入など新たな取組を開始しています。
信用金庫の原点である地域の皆様のため、地域活性化のため、地域社会の持続可能な未来のために、これからも地域に必要とされる金融機関を目指して、全職員一丸となって取り組んで参ります。
地域支援部 地域活性化推進グループ 吉野 信明
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